News

2021.12.09 12:00

ケネス・ブラナー監督『ベルファスト』2022年3月公開決定!

  • Fan's Voice Staff

第46回トロント国際映画祭で観客賞を受賞した映画『Belfast』が、邦題を『ベルファスト』として2022年3月に全国公開されることが決定しました。

本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続け、世界中から絶大な評価を得る北アイルランド・ベルファスト出身のケネス・ブラナーが監督・製作・脚本を務め、自身の幼少期を投影した自伝的作品。9歳の少年バディ(ジュード・ヒル)の目線を通して、愛と笑顔と興奮に満ちた日常と、激動の時代に翻弄され様変わりしていく故郷ベルファストを克明に映し出し、困難な状況におかれながらも、未熟だった殻を破って大人へと転換していくひとりの少年の成長と、その家族の強く気高い魂をモノクロ映像でパワフルに魅せています。

ブラナーは本作に対し、「『ベルファスト』はとてもパーソナルな作品だ。私が愛した場所、愛した人たちの物語だ」とコメントしており、圧巻のモノクロ映像でルーツ(故郷)への郷愁とリスペクトを描きながら、変わりゆく故郷、移り行く時代を前に、決して変わることのない人間の気高さと生命力に溢れる人生賛歌を誕生させました。

海外メディアからは、「これぞオスカーにふさわしい作品!」(Rolling Stone)、「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(Variety)、「熱狂!この映画を決して忘れることはできない」(The Hollywood Reporter)と絶賛の声が続出しており、本年度アカデミー賞最有力候補に名乗りをあげています。

==

『ベルファスト』(原題:Belfast)

ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。暴力と隣り合わせの日々のなか、バディと家族たちは故郷を離れるか否かの決断に迫られる──。

製作・監督・脚本/ケネス・ブラナー
出演/カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒル
2021年/イギリス/ビスタサイズ/98分/モノクロ・カラー/英語/5.1ch

日本公開/2022年3月、全国ロードショー
配給/パルコ ユニバーサル映画
© 2021 Focus Features, LLC.