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2021.12.08 17:00

湯浅政明監督『犬王』ティザービジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

湯浅政明監督による劇場アニメーション『犬王』の日本版ティザービジュアルが解禁されました。

「平家物語 犬王の巻」(古川日出男著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた異形な能楽師・犬王と、そのバディである盲目の琵琶法師・友魚(ともな)の友情を描く本作。偶然にも運命の出会いを果たした二人が、琵琶の音色に乗って、時代や境遇をものともせずに無我夢中で自由自在に踊るティザービジュアルは、これまで常に斬新な世界観を作り上げてきた湯浅監督による新たな物語の始まりを予感させます。

ワールドプレミアされたベネチア国際映画祭をはじめ、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭、東京国際映画祭など映画祭での上映が続き、「ロックオペラ」との評価も高い本作。第51回ロッテルダム国際映画祭では、Filmmakers in Focus部門にて「湯浅政明監督特集上映」として、『犬王』に加え、今なお多くの支持を受けるTVアニメ『四畳半神話大系』や、映画『夜は短し歩けよ乙女』『きみと、波にのれたら』などが一挙上映されることが決定。

海外での熱狂は映画祭にとどまらず、フランスでは、2022年1月27~30日に開催される第49回アングレーム国際漫画祭で、プレミア上映とアート展が実施されることが発表。これまでに同漫画祭公式部門選出や特集展等複数参加し、フランスでも絶大な人気を誇る松本大洋による『犬王』キャラクターデザインの原画が、世界で初めて展示されます。アングレーム国際漫画祭は、1974年よりフランス南西部アングレーム市で行われているヨーロッパ最大の漫画祭のひとつで、マンガにおけるカンヌと言われており、日本映画でプレミア上映とアート展が併催されるのは初となります。

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『犬王』

室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。

声の出演/アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊、片山九郎右衛門、谷本健吾、坂口貴信、川口晃平(能楽師)、石田剛太、中川晴樹、本多力、酒井善史、土佐和成(ヨーロッパ企画)
原作/「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出書房新社刊
監督/湯浅政明
脚本/野木亜紀子
キャラクター原案/松本大洋
音楽/大友良英
アニメーション制作/サイエンスSARU

日本公開/2022年初夏 全国ロードショー!
配給/アニプレックス、アスミック・エース
公式サイト
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