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2021.12.01 11:00

『GAGARINE/ガガーリン』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションの初監督作部門に選出された青春映画『GAGARINE/ガガーリン』の日本版予告編とポスターが解禁されました。

舞台はフランス・パリ郊外に実在する、「地球は青かった」の言葉で有名な宇宙飛行士ガガーリンに由来する名前のガガーリン公営住宅。予告編は、16才のユーリの何気ない彼の日常の様子から始まります。広場で仲間と踊ったり、皆既月食を楽しんだりと、他人にはありふれた風景でも、幼い頃からこの場所で暮らす彼にとってはそれが青春であり、全てでした。ところが時は経ち、建物の老朽化のためにガガーリン団地の解体が決定。それまでの幸せな日々に少しずつ綻びが見え始めます。

そんな中、「アメリカに行きたい」「自由で自分らしく入れる国だから」と想いを語る友人ディアナに「夢はある?」と問われたユーリは、自分の“夢”を実現するため、彼なりの方法で、団地解体の阻止に向けて動き出します。それまで帰らぬ母を待つばかりだった彼が、壊れゆく団地の中で、自分の心に正直になり、プラネタリウムを作り上げ、アパートの中をバイクで駆け巡ります──。

ポスターは宇宙飛行士を夢見るユーリが憧れる月を見上げる姿を描き出したもの。映画本編にも多用されている、朝と夜の間に一瞬だけ訪れるマジックアワーの幻想的な空の光を切り取ったようなグラデーションが美しいビジュアルとなっています。

監督は、本作が長編デビューとなるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの男女2人組。団地が建設された1960年代当時の時代背景やそのインパクトのある外観、ロシアの宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンから名づけられている事に興味を持ったことが本作を制作するに至った経緯だと語っています。

主演は、本作で見出されたアルセニ・バティリ。スクリーンデビューとは思えない程の高い演技力で主人公の揺れる心情を体現し、第17回セビリヤ・ヨーロッパ映画祭ほか各国の映画祭にて主演男優賞を受賞。他キャストには、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でティモシー・シャラメと共演した注目の若手リナ・クードリ、さらにレオス・カラックス作品の常連ドニ・ラヴァンが特別出演しています。

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『GAGARINE/ガガーリン』(原題:Gagarine)

パリ東郊に位置する赤レンガの大規模公営住宅“ガガーリン”。この場所で育った16歳のユーリは部屋の天体望遠鏡から空を観察し、宇宙飛行士になることを夢見ていた。老朽化と24年パリ五輪の為に取り壊す計画が上がった団地では、次々と住人の退去が進むが、ユーリは帰らぬ母との大切な思い出が詰まったこの場所を守るため、友だちのフサームとディアナと一緒に取り壊しを阻止しようと動き出す──。自由で明るいディアナに恋心を抱き、親友フサームとのふれ合う中で、不器用ながらも少しずつ成長していくユーリ。消えゆく世界に留まりたい、団地から抜け出して夢を追いかけたい気持ちとの間で揺れるユーリは、団地解体の刻が迫るなか、空っぽになった無人の住宅を大好きな宇宙船に改造して守る事を決意する。

監督/ファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユ
出演/アルセニ・バティリ、リナ・クードリ、ジャミル・マクレイヴン、ドニ・ラヴァンほか
2020/フランス/95分/カラー/シネスコ/5.1ch/フランス語/映倫:G

日本公開/2022年2月25日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー!
配給/ツイン
公式サイト
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