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2021.11.30 11:00

笠松将主演『リング・ワンダリング』2022年2月19日公開決定!予告編&本ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

金子雅和監督の最新作『リング・ワンダリング』の公開日が2022年2月19日(土)に決定し、予告編と本ビジュアルが解禁されました。

予告編は、漫画家を目指す主人公・草介(笠松将)が絶滅したニホンオオカミが描けず悩む様子から始まり、逃げた飼い犬を探す不思議な娘ミドリ(阿部純子)との出会い、その家族(安田顕、片岡礼子)との交流が切り取られています。草介が描く明治時代の漫画の一幕も映し出され、過去と現在がどのように交錯する展開となるのか、期待感を煽る仕上がりとなっています。

本ビジュアルは、劇中漫画の作画を担当する漫画家の森泉岳土が手掛けたオオカミのイラストレーションとともに、生い茂るススキの中に佇む草介の姿が映し出され、幻想世界へと誘われる予感を抱かせます。

監督は、初長編監督作『アルビノの木』(16年)が海外映画祭で20の賞を獲得し注目された金子雅和。自然と人間の関係性を描いてきた監督が、初めて東京を舞台に、町や人々の記憶と対峙しました。

主人公・草介を演じる笠松将は、『君と世界が終わる日に』や『TOKYO VICE』など話題作への出演が続く注目の若手。地に足がつかず漠然とした不安を抱える現代の若者のリアルを、絶妙なバランスで演じています。ミドリと梢の二役を演じる阿部純子は、海外作品にも多数出演する国際派。本作では、幻想世界のヒロインの神秘性を体現しました。ほか、主演映画が相次ぐ安田顕、金子監督の初長編『アルビノの木』でも存在感を放った長谷川初範、日本映画界に欠かせない片岡礼子らが脇を固めています。

『リング・ワンダリング』はインドのゴア州で開催された第52回インド国際映画祭(ゴア)コンペティション部門に選出され、現地時間11月26日にINOX Panjim(シネコン)で上映された際には517席の会場がほぼ満席となり、上映後は「素晴らしい!」「美しい!」「この映画が好きだ」など、ストレートでポジティブな感想を、現地にいた金子監督まで伝えに来る観客が後を絶たない人気ぶり。

現地時間11月28日16時(日本時間19時半)から行われた授賞式で、最高賞である金孔雀賞(ゴールデン・ピーコック・アワード)を受賞。日本映画の受賞は、今井正監督の『あにいもうと』(76年)、降旗康男監督の『鉄道員(ぽっぽや)』(99年)に続き、『リング・ワンダリング』が史上3作目となります。

以下、受賞コメントが到着しています。

金子雅和(監督)
私がインドを初めて訪れたのは、20歳の時でした。インドでかつて撮影された『シッダールタ』(72年/監督:コンラッド・ルークス、撮影:スヴェン・ニクヴィスト)という映画の映像美に強く魅せられ、その国の光を、風土を自分の目で見たい、体験したいと思ったのがきっかけでした。
3度目の渡航となるインド、私の創作の根源に間違いなく強い影響を与えているこの世界一の映画大国の中でも、最大最古の映画祭である第52回インド国際映画祭で、最高賞である金孔雀賞(ゴールデン・ピーコック・アワード)を受賞したのはこの上ない光栄であり、喜びです。
『リング・ワンダリング』に参加して下さった全てのキャスト、スタッフ、関係者、そしてこの驚嘆すべき規模の素晴らしい映画祭を支え私たちをアテンドして下さったゴアの優しいスタッフ各位、観客の皆さまに心から感謝いたします。

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『リング・ワンダリング』

キャスト/笠松将、阿部純子、片岡礼子、品川徹、田中要次、安田顕、長谷川初範
監督/金子雅和
脚本/金子雅和、吉村元希
劇中漫画/森泉岳土
音楽/富山優子
エグゼクティヴ・プロデューサー/松本光司
プロデューサー/塩月隆史、鴻池和彦、
製作/リング・ワンダリング製作委員会
2021年/日本/103分/カラー 

日本公開/2022年2月19日(土)、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開!
配給/ムービー・アクト・プロジェクト
配給協力/ミカタ・エンタテインメント
公式サイト
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