News

2021.11.11 17:00

阪本順治監督×豊川悦司主演『弟とアンドロイドと僕』予告編&新場面写真9点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

阪本順治監督が豊川悦司を主演に迎え、自身の内面にとことん向き合った完全オリジナル脚本の最新作『弟とアンドロイドと僕』の予告編と新場面写真9点が解禁されました。

フードを被った桐生薫(豊川悦司)が不気味に廊下を歩くシーンから始まる予告編。大学でロボット工学を教える桐生は、周辺の人間に奇妙な目で見られながら、もうひとりの“僕”として、アンドロイド開発に没頭する生活をしていました。ある日、腹違いの弟(安藤政信)が桐生のもとを訪れ、寝たきりの父親が自分の名前を呟いている事を知り、延命処置を希望するも強く断られてしまいます。家族からも見放されてしまった桐生のもとに、自分と同じく存在意義を見いだせない謎の少女(片山友希)が現れます。少女の存在は一体何者なのか、そして桐生がもう一人の“僕”を作っている目的は何なのか──?

主人公の桐生薫を演じたのは豊川悦司。阪本監督は脚本執筆前から主演に豊川をイメージ。ルックスや空気感も含め、役者としての持ち味を生かしつつ特異なキャラクターを創造しました。腹違いの弟役には、エッジの利いた芝居に磨きがかかる安藤政信。いつも何かに苛立っている厄介者の危うさを、色気たっぷりに表現してみせました。ほか、吉澤健、風祭ゆき、本田博太郎など個性的な演技派が脇を固めています。

監督として円熟期を迎えた阪本順治が、「これを撮らなければ自分は先に進めない」という覚悟で取り組んだ本作。自身の人生観や思索の後が色濃く反映した禁断の問題作となっています。

==

『弟とアンドロイドと僕』

主人公の桐生薫は、孤独なロボット工学者。子どもの頃からずっと、自分が存在している実感を抱けないまま生きてきた。そんな不安を打ち消すため、今は誰も訪れない古い洋館で、「もう一人の“僕”」として、自分そっくりのアンドロイド開発に没頭していた。そんなある日、ずっと会っていなかった腹違いの弟が桐生のもとに訪れる。寝たきりの父親。駅で出会った謎の少女。様々な人々が交錯する中、桐生ともう一人の“僕”の間には“ある計画”があった──。

脚本・監督/阪本順治
出演/豊川悦司、安藤政信、風祭ゆき、本田博太郎、吉澤健
2020年/日本/日本語/94分/カラー/シネスコ/5.1ch/映倫:G

日本公開/2022年1月7日(金)より kino cinéma横浜みなとみらい・立川髙島屋S.C.館・天神 ほか全国順次公開
提供/木下グループ
配給/キノシネマ 
公式サイト
© 2020「弟とアンドロイドと僕」FILM PARTNERS