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2021.11.05 8:30

【独占】『皮膚を売った男』主演ヤヤ・マヘイニのコメント映像&新場面写真2点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『皮膚を売った男』で主演を務めたヤヤ・マヘイニのコメント映像と新場面写真2点が到着しました。

恋人に会うため、“悪魔”と契約を結び背中一面に“VISA”のタトゥーを彫り、自身がアート作品となる主人公サムを演じたのは、弁護士として活躍するシリア出身のヤヤ・マヘイニ。シリアとカナダを行き来しながら育ったというマヘイニは、スペインのグラナダ大学の法学部で法律を学んだ後、俳優学校へ入学。弁護士をしながら、『Al en vers』(15年)、『Bengué』(19年)などいくつかの短編映画に参加。俳優以外にも脚本家として短編映画『Fearless Girl』(19年)を手掛けるなど、多彩な才能を発揮しています。

第77回ベネチア国際映画祭にて

本作がワールドプレミアされたベネチア国際映画祭では、オリゾンティ部門で男優賞を受賞したマヘイニ。そんなマヘイニを本作の主役に抜擢した経緯について、カウテール・ベン・ハニア監督は「非常に才能に溢れていて、キャラクターに寄り添える、これにうまくマッチしているようなシリア人男性を探していたのですが、ヤヤの映像を初めて見たときに彼の才能と能力に非常に魅せられました。そして、本作で重要な要素でもある“背中”についてはオーディションを受けた俳優皆さんに見せてくださいとお願いしました。でも言うまでもなくより重要な要素は演技力であり、ここもやはりヤヤは流石だったんです」とコメントしています。

コメント映像でマヘイニは、主人公サムは「とても繊細だが、衝動的で夢を追い、愛を強く信じています」と説明。「愛の物語であると同時に、サムの屈辱も描いています。彼の皮膚がキャンバスとして一つの商品になることは、果たして彼は人間なのか?美術品なのか?を曖昧にしています」と、ストーリーについても話しています。

さらに撮影時は、「リハーサルをした時に監督がものすごく分厚いノートを持っていたのを見て、自分も頑張らないと、と影響を受けました。でも毎日『もっと上手く出来たのに』と後悔ばかりしていた気がします」と振り返り、さらにサムが背中一面に施したタトゥーについて、「メイクアップアーティストの方が毎回タトゥーメイクを綺麗に施してくださって、タトゥーシールをたくさん重ねてデコボコしている背中に完璧に貼っていました。剝がすのも大変で、貼るのに45分~2時間半、剝がすのに45分も掛かっていましたよ(笑)」と明かしました。

なお公開に先立ち、日本のアート界のプロフェッショナルを迎えたオンライントークイベントが11月9日(火)20時より開催決定。ゲストは、現代美術作家・加賀美健、アーティスト・平山昌尚、実業家・遠山正道の3名。詳細およびチケット購入はこちら

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『皮膚を売った男』(英題:The Man Who Sold His Skin)

主人公サムは、当局の監視下に置かれ国外へ出られなくなってしまう。海外で離れ離れになってしまった恋人に会うためなんとかして出国したいと考えていた彼は偶然出会った芸術家からある提案を受ける。それは、背中にタトゥーをし、彼自身が”アート作品”となることだった…。芸術品となれば大金を得ることができ、展覧会の度に海外にも行ける。恋人に会うためオファーを受けたサムだったが、次第に精神的に追い詰められてゆく。高額で取引されるサムを待ち受ける運命とは…。

監督/カウテール・ベン・ハニア
キャスト/ヤヤ・マヘイニ、ディア・リアン、ケーン・デ・ボーウ、モニカ・ベルッチ、ヴィム・デルボア
2020年/104分/チュニジア・フランス・ベルギー・スウェーデン・ドイツ・カタール・サウジアラビア/アラビア語、英語、フランス語/L’Homme qui a vendu sa peau(仏題) 

日本公開/2021年11月12日(金)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国公開
配給/クロックワークス
公式サイト
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