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2021.11.01 12:00

『ほんとうのピノッキオ』“カタツムリ”と“マグロ”のメイキング&本編シーン映像が解禁

  • Fan's Voice Staff

イタリアの鬼才マッテオ・ガローネ監督によるダークファンタジー『ほんとうのピノッキオ』でピノッキオが出会う奇妙なクリーチャーのメイキング&本編シーン映像が解禁されました。

映像は、ピノッキオがジェペット爺さんをひとり残し冒険を繰り広げる最中に出会うカタツムリとマグロの創作過程を収めたもの。コンセプトアートから、演じる俳優の型を取って精巧に創られたスカルプチャー、そして『グランド・ブダペスト・ホテル』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でアカデミー賞を2度受賞している名アーティスト、マーク・クーリエによる特殊メイクといった貴重な工程が確認できます。

森のお屋敷でターコイズ・ブルーの髪を持つ妖精とともに暮らすカタツムリは、背中の大きな殻とヌルヌルのっしりと巨体を揺らす動きが特徴的。なかでも、深く幾重にも刻まれたしわが、リアルな皮膚の質感を生んでいます。ドレープがふんだんに施された、薄いピンクのドレスを纏った姿は、絵画のように美しいピノッキオの世界においても存在感をひときわ放っています。

マッテオ・ガローネ監督が一番のお気に入りキャラクターと語るマグロについて、マーク・クーリエは「はじめ、マグロはCGで観せるんだろうと思っていた。でもCGのチームに聞いたら、“いや、監督は特殊メイクで考えているはずだよ”と返されて、“どうやって人間をマグロにするんだ?”と戸惑ったのを覚えている」と振り返っています。最終的に、俳優の頭部を模り、CGと特殊メイクを組み合わせて出来たマグロの登場シーン。クーリエも、「一風変わったメイクではあるけど、素敵なシーンに仕上がったと思う」と自信をのぞかせています。

ほかにも劇中には、キツネやネコ、コオロギや鳥人間といった、ピノッキオの美しくも恐ろしいダークファンタジーの世界の魅力的な住人たちが数多く登場します。

現在、映画の公式Twitterではキャラクターの人気投票企画が実施中。アカウントをフォローし、“推し”のキャラクターを選んでリツイートすると、抽選で豪華プレゼントが当たるとのこと。応募は11月7日(日)23:59まで。

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『ほんとうのピノッキオ』(原題:Pinocchio)

あなたはまだ知らない、本当のピノッキオを──
貧しい木工職人のジェペット爺さん(ロベルト・ベニーニ)が丸太から作った人形が、命を吹き込まれたようにしゃべり始めた。ピノッキオ(フェデリコ・エラピ)と名付けられたやんちゃな人形は、ジェペットのもとを飛び出して、森の奥深くへと誘われる。道中、ターコイズ・ブルーの髪を持つ心優しき妖精の言いつけにも、おしゃべりコオロギの忠告にも耳を貸さない。なおも命からがらの冒険を繰り広げるピノッキオは、はたして「人間の子どもになりたい」という願いを叶えられるのだろうか……。

監督・共同脚本/マッテオ・ガローネ
プロデューサー/ジェレミー・トーマス
出演/ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクト
2019年/イタリア映画/シネマスコープ/上映時間:124分/映倫区分:G/日本語字幕:杉本あり

日本公開/2021年11月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給/ハピネットファントム・スタジオ
後援/イタリア大使館、イタリア文化会館
公式サイト
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