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2021.10.28 9:00

レオス・カラックス監督『アネット』2022年春公開決定!アダム・ドライバー&マリオン・コティヤール共演!

  • Fan's Voice Staff

第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『Annette』が、邦題を『アネット』として2022年春に日本公開されることが決定しました。

カラックスにとって9年ぶりとなる新作『アネット』は、アダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、初めて全編英語でミュージカルに挑んだロック・オペラ・ミュージカル映画。人気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、一流オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)、そして二人のあいだに生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられます。

原案は、日本でも根強い人気を誇るロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップバンド、スパークス。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、スパークスとカラックスの出会いによって映画へと発展。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、カラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成しました。さらに、カラックスが「父親になってからの映画」と特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見所です。

アダム・ドライバーは本作で初めて長編映画のプロデューサーを務めており、その理由について「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや大規模なセットを必要とするような大がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯一無二のものになるだろうと思った」と語っています。

35年間で発表した長編作品は6本と、寡作ながらもその卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきたフランスの映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場し、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と注目を浴びた『ボーイ・ミーツ・ガール』、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』、その一作一作で新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しています。

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『アネット』(原題:Annette)

監督/レオス・カラックス  
原案・音楽:スパークス
歌詞/ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
キャスト/アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール ほか
上映時間/140分

日本公開/2022年春 ユーロスペースほか全国ロードショー!
配給/ユーロスペース
公式サイト
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