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2021.10.26 19:00

青龍映画賞2冠『ユンヒへ』日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

第24回釜山国際映画祭のクロージングを飾り、青龍映画賞で最優秀監督賞と脚本賞の2冠に輝いた映画『ユンヒへ』の日本版ポスタービジュアルが解禁されました。

韓国の地方都市で暮らすシングルマザーのユンヒ(キム・ヒエ)が、長い間、連絡を絶っていた初恋の女性から一通の手紙を受け取ったことから始まるラブストーリー。

ビジュアルでは、小樽の美しい冬景色を背景に、背中合わせに立つユンヒとジュン(中村優子)が描かれ、「あなたと出会ったから、私は自分が誰なのか知ることができた」とは、今は遠い土地で暮らすジュンがユンヒに宛てた手紙にある一節。韓国と小樽でそれぞれの人生を生きてきた二人は、長い間会うことも、言葉を交わすこともなく、真実を心の中に閉じ込め続けてきたのでした。凛とした冬の空気が伝わってくるような静かな街並みからも、二人が抱えてきた葛藤や心の空白が読み取れ、切なくも印象的なデザインに仕上がっています。

監督は、本作が長編2作目となる新鋭のイム・デヒョン。東アジアにおける中年女性の同性愛と、彼女たちが経験してきた抑圧を真摯に描き出し、多くの映画ファンや評論家達から高い評価を受けました。

デヒョン監督は日本語に対しても強いこだわりを持ち、主人公の名前も、漢字で表記した際の意味に忠実でありたいという意図に基づき、“ユンヒ”にしたいと強く希望。ユンヒは漢字では“潤熙”と書き、輝きと豊かさを意味しますが、“じゅん”とも読める潤の字は、ふたりの名前の上でのつながりをほのめかすものにもなっています。さらに監督は、「ユンヒという名前は、母親が若い頃に使っていた名前です」と明かし、「ユンヒのキャラクターを作るうえで、母から多くのインスピレーションを受けました」とも語っており、監督にとって思い入れの強い名前であることが伺えます。

2022年1月7日(金)より、イオンシネマ小樽において凱旋上映が実施されることも決定しました。

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『ユンヒへ』(英題:Moonlit Winter)

高校生の娘を持つシングルマザーのユンヒのもとに、いまは韓国を離れて北海道・小樽で暮らす友人から1通の手紙が届いた。もう20年以上も連絡を絶っていた2人には、互いの家族にも打ち明けていない秘密があった…。

監督・脚本/イム・デヒョン
出演/キム・ヒエ、中村優子、キム・ソへ、ソン・ユビン、木野花、瀧内公美 ほか
2019年/韓国/ビスタ/カラー/105分/5.1ch/原題:윤희에게

日本公開/2022年1月7日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
配給/トランスフォーマー
協力/loneliness books
公式サイト
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