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2021.10.25 11:00

マッテオ・ガローネ監督『ほんとうのピノッキオ』メイキング写真4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

イタリアの鬼才マッテオ・ガローネ監督によるダークファンタジー『ほんとうのピノッキオ』のメイキング写真4点が解禁されました。

解禁された写真では、悪童ピノッキオを演じたフェデリコ・エラピと、ジェペット爺さんを演じたロベルト・ベニーニの和気藹々とした様子が切り取られています。

本編では、自分の為を思い忠告をしてくれるコオロギに対し「黙れ」と木のハンマーを放り投げたり、甘い誘いがあると学校を抜け出し、見ず知らずの男の馬車に乗って遊びに行ってしまう自由奔放でやんちゃ坊主なピノッキオ。マッテオ・ガローネ監督は「フェデリコ本人はピノッキオと正反対!だから彼をキャスティングした」と言い、「ピノッキオは努力や義務や責任から逃避するキャラクターですよね。フェデリコ自身はピノッキオを我々が考えていたものとはかけ離れたキャラクターだと解釈していたけれど、それでいて彼はまだ8歳(撮影当時)の子どもなので、純粋にピノッキオに共感し、その感情を上手く汲み取って演じてくれました」

4歳から子役として活躍、映画のセットには常に家庭教師が付き、芝居と共に勉学に励んでいたというフェデリコ・エラピ。解禁された写真では、撮影中のカメラをのぞき込む、好奇心旺盛で可愛らしい姿も見受けられます。

ロベルト・ベニーニとの共演を「最高なキャスティング」と語るエラピは、ベニーニが「すごく優しくて、親切で、ピノッキオみたいに優しい心の持ち主でした」と振り返り、ベニーニがピノッキオ役を演じ、監督も務めた『ピノッキオ』(02年)については「もちろん観ました。ロベルトのピノッキオは、キュートでした」と語っています。

一方ベニーニは、撮影中にエラピだけでなく多くの子どもたちから「ベニーニ!」「ベニーニ!」と呼ばれ、囲まれたそう。「ベニーニは原作者コッローディと近い場所の出身。ジェペットと同じ田舎生活を送り、自身も子どもがいない。役に投影している部分があるのかも」とガローネ監督は分析。解禁された写真でも、休憩中のエラピに笑顔で話しかけたり、2人で毛布に身を包みストーブにあたる姿など、仲睦まじい瞬間が収められています。

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『ほんとうのピノッキオ』(原題:Pinocchio)

あなたはまだ知らない、本当のピノッキオを──
貧しい木工職人のジェペット爺さん(ロベルト・ベニーニ)が丸太から作った人形が、命を吹き込まれたようにしゃべり始めた。ピノッキオ(フェデリコ・エラピ)と名付けられたやんちゃな人形は、ジェペットのもとを飛び出して、森の奥深くへと誘われる。道中、ターコイズ・ブルーの髪を持つ心優しき妖精の言いつけにも、おしゃべりコオロギの忠告にも耳を貸さない。なおも命からがらの冒険を繰り広げるピノッキオは、はたして「人間の子どもになりたい」という願いを叶えられるのだろうか……。

監督・共同脚本/マッテオ・ガローネ
プロデューサー/ジェレミー・トーマス
出演/ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクト
2019年/イタリア映画/シネマスコープ/上映時間:124分/映倫区分:G/日本語字幕:杉本あり

日本公開/2021年11月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
配給/ハピネットファントム・スタジオ
後援/イタリア大使館、イタリア文化会館
公式サイト
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