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2021.10.22 11:00

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』2022年3月4日公開決定!

  • Fan's Voice Staff

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』が2022年3月4日(金)に全国公開されることが決定しました。

Photo: Sandro Kopp © Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF-Arte and Piano, 2021

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、『ブリスフリー・ユアーズ』(ある視点部門最優秀作品賞)、『トロピカル・マラディ』(審査員賞)、タイ史上初のパルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』に続き、4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督・脚本による最新作は、南米コロンビアを舞台に監督が初めてタイ国外で制作した作品。来年3月に授賞式が開催予定の第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表に選出されています。

監督自身の体験が基になっているとされる脚本は、カンヌ国際映画祭での出会いから「彼女と仕事を」という思いを温め続けてきた俳優ティルダ・スウィントンを念頭に当て書きされたもの。彼女が演じる主人公ジェシカを通じて、観客はとある時期からジェシカだけに聞こえる「地球の芯から響くような」爆発音、目の醒めるような感覚など、主人公に起きたことを<体験>することに。

ティルダ・スウィントンに加え、『バルバラ セーヌの黒いバラ』でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバールら世界的に活躍する俳優陣、コロンビアのTVシリーズなどで活躍するエルキン・ディアス、メキシコのアカデミー賞ことアリエル賞を受賞したダニエル・ヒメネス・カチョらがキャストに名を連ねています。

北米では配信やソフトリリースの予定はなく、映画館のみでの上映となることも話題になりましたが、監督は「この映画は映画館で観ることが非常に重要であり、唯一の方法かもしれないと思っています。観客一人一人に、暗闇を受け入れ、夢を見てもらいたい」と語っています。

日本公開に先立ち、第34回東京国際映画祭で11月1日(月)にジャパンプレミア上映が行われます。チケットは10月23日(土)より販売スタート。

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『MEMORIA メモリア』(原題:Memoria)

とある明け方、大きな爆発音に驚き目覚めたジェシカは、その日以来自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるようになる。姉を訪ねてボゴタを訪れた彼女は、建設中のトンネルから発見された人骨を研究している考古学者のアグネスと親しくなる。アグネスに会いに訪れた発掘現場の近くの町で、ジェシカは魚の鱗取り職人のエルナンと出会い、川のほとりで思い出を語り合う。一日の終わりに、ジェシカは目の醒めるような感覚に襲われる。

監督・脚本/アピチャッポン・ウィーラセタクン
出演/ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール
2021/コロンビア、タイ、フランス、ドイツ、メキシコ、カタール/カラー/英語、スペイン語/136分  

日本公開/2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ他にてロードショー
配給/ファインフィルムズ
©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.