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2021.10.21 17:30

鈴木トウサ監督⻑編デビュー作『GLIDE』12月17日公開決定!予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

弱冠23歳の鈴木トウサ監督による⻑編デビュー作『GLIDE』が、渋谷シネクイントにて12月17日(金)より一週間限定公開されることが決定!予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

渋谷の街にひっそりと暮らす兄妹の遥(続麻玄通)と祐希(つかさ)。バイトや派遣の仕事をしながらつつましく生活する中、二人は熱海旅行の計画を立てます。兄の遥は準備を進めるますが、妹の祐希は次第に今の生活に疑問を持ちはじめます──。

兄・遥を演じる続麻玄通(つづお・げんと)は、元々は監督志望で演技未経験でしたが、鈴木トウサ監督に見初められ主演に抜擢。妹の祐希を演じるのは、演劇ユニット「コンプソンズ」のメンバーであり、近年では映像作品にも積極的に出演を果たしているつかさ。その存在感が評価され、第21回TAMA NEW WAVEではベスト女優賞に輝きました。

以下、コメントが到着しています。

鈴木トウサ(監督)
僕は渋谷の街に生まれ育ちました。この街には色々な人が色々な生き方をしているんだろうと思います。決して広い街ではありません。綺麗な街でも、整然とした街でもありません。雑多な人々が雑多なままで、ここにいます。
その雑多さの中に、一瞬の輝きが見えることがあります。その輝きを捉えようと、僕はこの映画を撮りました。
この映画の主人公の一人である兄・遙は、自分の欲望を主張しない。それが美徳だとは全く思いませんが、しかし彼はそういうふうにしか生きられない。もう一人の主人公、妹・祐希は、世界に期待しない。自分で全てを「サバイブ」しようとする。これを強さとして称揚しようという気には全くなれませんが、彼女はそういう生き方でしか満足できない。遙と祐希、いずれの生き方も否定せず、しかし肯定もせず、ただそこにある一瞬の輝きとして撮ることができたのは、やはり渋谷という街の雑多な包容力があったのだと思います。
みなさんが映画館を出て、渋谷の街を再びみた時に、それが今まで以上に愛おしいものとして映ることを願います。

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『GLIDE』

監督/鈴木トウサ
脚本/鈴木トウサ、中田森也
出演/続麻玄通、つかさ
主題歌/gummyboy「Crystal」
2020年/日本/カラー/72分/スタンダード/ステレオ

渋谷シネクイントにて2021年12月17日(金)より一週間限定公開!
特別料金:1,500円均一(各種割引対象外)
配給/イハフィルムズ
公式サイト