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2021.10.19 11:00

青龍映画賞3冠『声もなく』日本版予告編&本ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

思いがけず誘拐犯になってしまった男と、身代金を親に払ってもらえない少女の邂逅を通して、韓国社会で生きる声なき人たちの孤独感を浮き彫りにしたサスペンス『声もなく』の日本版予告編と本ポスター、新場面写真が解禁されました。

貧しさゆえ犯罪組織からの下請け仕事で生計を立てる口のきけない青年テイン(ユ・アイン)と相棒のチャンボク(ユ・ジェミョン)。予告編は、のどかな田園地帯を背景に、二人が死体処理を姿で始まります。二人は組織からの依頼で、身代金目的で誘拐された少女チョヒ(ムン・スンア)を1日だけ預かるものの、依頼主が殺されてしまい、彼の“仕事”を引き継ぐことに。予期せず“誘拐犯”になってしまった二人とチョヒは、犯人と人質という関係でありながら、社会に居場所を持たない彼らはいつしか疑似家族のようになっていきますが、彼らの“誘拐”は予測不可能な事態へと向かっていき──。

世界が注目する韓国映画界において、若手演技派の筆頭株として知られる『バーニング 劇場版』のユ・アインが、無名の新人監督の低予算のオリジナル脚本作品に出演したことが韓国での公開前から大きな話題となっていた本作。ユ・アインは、一切セリフがない難役に、体重を15kg増量して挑み、ベテラン俳優たちをおさえ韓国のアカデミー賞と呼ばれる青龍賞で最優秀主演男優賞を受賞。韓国のゴールデングローブ賞とも称される百想芸術大賞では最優秀演技賞を受賞しました。さらには、アジア各国の映画が対象となるアジア・フィルム・アワードでは、『すばらしき世界』の役所広司もノミニーに並ぶなか見事最優秀主演男優賞を獲得するなど、主要映画賞を総なめにしています。

自身によるオリジナル脚本によって監督デビューをはたした1982年生まれのホン・ウィジョンは、犯罪映画の常識を覆すユニークな演出と個性的なキャラクター描写で、切なさとアイロニーの入り混じる全く新しいサスペンス映画を作り上げ、青龍賞と釜日映画賞、アジア・フィルム・アワードで新人監督賞を受賞。百想芸術大賞では新人の枠を超え監督賞を受賞。その巧みな演出力とともに、社会性とエンターテインメント性を見事に融合させた脚本も高く評価されており、青龍賞、百想芸術大賞、アジア・フィルム・アワードで脚本賞にもノミネートされました。

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『声もなく』(英題:Voice of Silence)

普段は鶏卵販売をしながらも、犯罪組織から命令され死体処理などの裏稼業で生計を立てる、口のきけない青年テイン(ユ・アイン)と相棒のチャンボク(ユ・ジェミョン)。ある日、犯罪組織のヨンソクからの無茶な命令で、身代金目的で誘拐された11歳の少女チョヒ(ムン・スンア)を1日だけ預かることになる。ところが、依頼をしたヨンソクが組織に始末され、ふたりは予期せず誘拐事件に巻き込まれていくことに…。

監督・脚本/ホン・ウィジョン
製作/キム・テワン
撮影/パク・ジョンフン
音楽/ チャン・ヒョクジン&チャン・ヨンジン
編集/ ハン・ミヨン
出演/ユ・アイン、ユ・ジェミョン、ムン・スンア
2020年/韓国/韓国語/99分/ビスタサイズ/原題:소리도없이/G

日本公開/2022年1月21日 (金)、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次ロードショー!
​​配給/アット エンタテインメント
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