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2021.10.12 8:00

『Our Friend/アワー・フレンド』ジェイソン・シーゲルのインタビューが到着!

  • Fan's Voice Staff

全米雑誌大賞受賞の傑作エッセイの実話を映画化した『Our Friend/アワー・フレンド』に出演するジェイソン・シーゲルのインタビューが到着しました。

ジェイソン・シーゲル(中央)

ジェイソン・シーゲルは、ニューヨークで暮らす男女5人の日常を描き、9シーズンにわたって放送されたテレビドラマ『ママと恋に落ちるまで』(05~14年)で人気を博し、『人生はローリングストーン』(15年)ではインディペンデント・スピリット賞にノミネート。コメディ俳優として絶大なる人気と信頼を得る一方で、映画『ザ・マペッツ』(11年)では製作総指揮・脚本を務めるなど、多才な面を併せ持ちます。

本作でシーゲルが演じるのは、妻のニコル(ダコタ・ジョンソン)が突如末期がんの宣告を受けたことで生活が一変するマット(ケイシー・アフレック)と2人の幼い娘の一家に寄り添い、かけがえのない存在となっていく親友のデイン。「自分の生活を投げうってまで友だちを助けに行く男がどんな人物なのか、そこを掘り下げることに魅力を感じた」と語るシーゲルは、「20代の頃は、いわゆるブロマンスや男同士の友情を描いた作品を多く作ってきた。ただこれらの作品は、すべて皮肉やユーモアという背景があってのものだ。そうすることで彼らの親密性を表現していたと思う。だから、この作品のように必要以上には踏み込まず、ただ側に寄り添うような男の友情を描いた作品に携われたことは新鮮であると同時に誇らしい。こういった関係性はとても大事だと思うから」と、出演に込めた思いをコメント。

自身が演じたデインには「複雑なところがあって、自分の生活に潜む何かから逃げている」と言い、「まずデインは『俺は大丈夫だ』と自分を受け入れる必要があった。彼は自分の中にぽっかり空いた穴を埋めてくれる誰かを探している途中で、女性と付き合ってみるけどなかなかうまくいかない。人間関係を通して何かをずっと探していたのかもしれない。そんな時にニコルとマットを支えることでやっと何かを見出したんだと思う」と分析。「人生の道筋がわからなくなってきた彼にとって、僕は単なる自己犠牲ということではなく、自分の問題も抱えていて整理しようとしている男としてデインを演じたかった」と、キャラクターへのアプローチを明かしました。

ケイシー・アフレック(左)、ジェイソン・シーゲル

ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソンとの共演は「最高だったし、親密だった。少人数のキャストと小さな町での撮影で、ものすごく良い経験だった」と振り返り、「男友だちがただお互いのためにそこにいることができるというのは実はとても大事なことで、年齢を重ねるにつれてより一層感じるようになった。具体的に言うと、この物語のような困難に直面した時や、自分が迷い混乱した時に気兼ねなく連絡できる友だちは果たしているだろうか、自分だったらどうするだろうか、ということ。こう考え始めたのは30代後半に差し掛かった頃からで、それまでは恥ずかしさのほうが勝っていたように思う。ケイシーも僕も40代なので年齢と共に自分の態度も変化しているのだと思う」と語っています。

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『Our Friend/アワー・フレンド』(原題:Our Friend)

監督/ガブリエラ・カウパースウェイト
脚本/ブラッド・イングルスビー
原作/マシュー・ティーグ「The Friend: Love Is Not a Big Enough Word」
キャスト/ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲル、チェリー・ジョーンズ、グウェンドリン・クリスティー
2019年/米/英語/126分/カラー/ビスタ/5.1ch/字幕翻訳:神田直美/G

日本公開/2021年10月15日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!
配給/STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト
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