『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』場面写真10点が解禁!
- Fan's Voice Staff
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる絵画にまつわる疑問を鋭く紐解きながら、知られざるアート界のからくり、闇の金銭取引の実態をまでも生々しく暴いていくミステリー・ノンフィクションムービー『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』の場面写真10点が解禁されました。
ダ・ヴィンチが手がけた最後の傑作とされる「サルバトール・ムンディ」=通称“男性版モナ・リザ”。2017年に史上最高額となる510億円で落札され、購入者は誰なのか、真のダ・ヴィンチ作品だと証明されたのかと世界中の人々の関心を集めました。
場面写真では、最先端のX線調査や熟練鑑定士による目視など、あらゆる方法で徹底的に作品の“真偽”が調べ上げられる様子などに加え、本作の話題を聞きつけ、狂気の沙汰とも言える世界的な絵画争奪戦に途中参戦したアラブの王族の姿、史上最高落札額を叩き出した伝説のオークション会場での実際の様子を切り取られており、いずれもアートと人間、闇、金をめぐる裏側を垣間見るようなカットとなっています。
アート好きでも知られるレオナルド・ディカプリオのカットは、本絵画のPRとしてオークションに活用された映像の一場面。ディカプリオがマーケティング会社が巧妙に仕掛けた策略とも知らず、恍惚と「サルバトール・ムンディ」を見つめる無防備な表情を“盗み撮り”されたものです。
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『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』(原題:The Savior For Sale)
すべてはニューヨークの美術商の“第六感”から始まった。ダ・ヴィンチには“消えた絵”があり、それには救世主が描かれているという説がある。名も無き競売会社のカタログに掲載された絵を見て、もしかしたらと閃いた美術商が13万円で落札したのだ。彼らはロンドンのナショナル・ギャラリーに接触、専門家の鑑定を得たギャラリーは、ダ・ヴィンチの作品として展示する。お墨付きをもらったこの絵に、あらゆる魑魅魍魎が群がった!その意外な身元を明かすコレクター、手数料を騙し取る仲介者、利用されたハリウッドスター、巧妙なプレゼンでオークションを操作するマーケティングマン、国際政治での暗躍が噂されるある国の王子──。一方で、「ダ・ヴィンチの弟子による作品だ」と断言する権威も現れる。そして遂に、510億円の出所が明かされるが、それはルーブル美術館を巻き込んだ、新たな謎の始まりだった──。
監督/アントワーヌ・ヴィトキーヌ
100分/フランス映画/カラー/ヴィスタ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子
日本公開/2021年11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
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