News

2021.09.10 12:00

『ディナー・イン・アメリカ』称賛コメントが続々到着!

  • Fan's Voice Staff

ベン・スティラーがプロデューサーを務めるアナーキック・ラブストーリー映画『ディナー・イン・アメリカ』の公開に先立ち、各界の15名より称賛コメントが一挙到着しました。

アメリカの片田舎で単調な毎日を送る少女・パティ(エミリー・スケッグス)と、パンクバンドの覆面ボーカルでパティの“推しメン”のサイモン(カイル・ガルナー)が恋に落ち、社会の偏見をぶっ飛ばしていく本作。

40以上の映画祭で上映され、その過激な内容で物議を醸した『バニーゲーム』(11年)のアダム・レーマイヤーが監督、『ズーランダー』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』『LIFE!』などのプロデューサーとしても活躍する俳優のベン・スティラーがプロデューサーに名を連ねています。

本作は2020年サンダンス映画祭にてオフィシャルセレクションとして上映されたほか、ダブリン国際映画祭ではダブリン批評家スペシャル審査員賞、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭では観客賞、オデッサ国際映画祭ではグランプリを受賞。本国アメリカでは新型コロナウイルスの影響で未だ公開されておらず、先立っての日本公開となります。

以下、到着したコメントです。

ISHIYA(FORWARD / DEATH SIDE)
俺の知ってるパンクス達の日常なんてこの映画みたいなもんだ。友人が出ていないかと探すくらいに、リアルなパンクスの生活がそこら中に垣間見える。監督が本当のパンクシーンを知っているとしか思えない。パンクミュージシャンとパンクスは絶対的に違う。そんな当たり前さえわからないなら、この映画を観るといいだろう。

氏家譲寿 a.k.a.”ナマニク”(映画評論家)
これは伝染るアナーキストのパンク愛!Stick to your guns!(自分を貫け!)Don’t be a poser!!(“まがい物”になるな!!) STAY PUNK!!!

宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)
全編を貫く奇妙な悪酔い感のせいだろうか?最初は「こんなアホなヤツいるかよ」と思っていても、最後にはすっかり主人公を好きになってしまう。90年代インディーズ映画へのノスタルジーではなく、その最良のスピリットがここに。

大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)
「お前はバカじゃない、パンクロッカーなんだ!」そんな事言ってる時点でもうバカなんだけどさ。でもいいね、グッと来た、ちょっと勇気が出る。

大貫憲章(音楽評論家)
パンクでコミカルでスイートなアナザー・ラブ・ストーリー!突き抜けるまでやっちゃえパティちゃーーん!OOPS!!

尾辻彩花(HMV&BOOKS SHIBUYA 映像担当)
パンク×愛でつながった二人は最強!まっすぐでエネルギッシュなラブ・ストーリーに元気がでました!パティの視点からみると、今の時代誰もが夢見るような”成功したオタク”っぷりに興奮を覚え、さらにはパティとサイモンの関係が単純なラブ・ストーリーの枠にとどまらないのが魅力的でした。生きづらい世の中へのアンチテーゼを示すように生きる二人のパンクな生き方がかっこよすぎる…!

菅谷晋一(デザイナー)
パンクな2人の共同制作。ボクもこういう爆発を毎回したい。

TAYLOW(the原爆オナニーズ)
ありふれた生活のとなりにある、ちょっとおかしな生活。部屋の中で一人で狂喜するパンクってそんな感じだ。『ディナー・イン・アメリカ』は、アナログ感覚な90年代を愛情たっぷりにうまく表している。ロック・ファンには、ディヴィッド・ヨウ(Jesus Lizard)が出ているのも嬉しいところ。

ビニールタッキー(映画宣伝ウォッチャー)
すべてがパンクでロマンティックで愛おしい!家族にも社会にも吐き捨てられた二人の人生が爆音のパンクロックのように疾走する。自分を解放しろ!自己を表現しろ!と大声で呼びかけてくる。はみ出し者たちにも明日はある!

増田勇一(音楽ライター)
ロック・ファンには音楽を通じて妄想を抱く自由がある。その妄想を常備薬にしながらやり過ごす退屈な日常に、顔も知らない推しメンが突如紛れ込んできた途端、取り繕われた家族の食卓に異変が起き、主人公の現実が変わっていく。実話じゃないのに妙にリアルで、いつのまにか劇中バンドであるサイオプスの行く末が気になってくる。理屈抜きに楽しい!

三堀大介(デザイナー)
こう言うことなんだよ、うまく生きるのが下手くそな者たちへの讃歌として<映画>は在ったんだよ!そして威切ったその姿はやっぱりダサくて、哀しくて、ものすごく愛おしいんだよ。キラキラした奴らに泣きっ面で唾を吐け!

ミヤシタタカヒロ(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)
この涙は感動からでは決してない。違う。この溢れる涙は…きっと過去の私(僕)からの涙なのだろう。キラキラしたYouth世代の為の映画というより、寧ろ、それを通過した世代に向けた映画なのだろう。まだまだ妄想し続けなければならない…。思春期は永遠だ…。

村尾泰郎(映画/音楽ライター)
パンク・ロックとはどういう音楽なのか。なぜパンク・ロックが好きになるのか。「好き」ってどういうことなのか。いろんな答えがこの映画に詰まっている。

yzw(パブリシスト)
この秋一番の強炭酸の恋!偏見や世間体を弾け飛ばす二人の一挙手一投足に心がキュン死すること間違いなし!

山崎まどか(コラムニスト)
最低の田舎町、最低の生活、最低の食卓。どう考えてもロマンティックになりようにない話が最高のラブストーリーに転化していく。まるで小さな奇跡を目にするようでした。

==

『ディナー・イン・アメリカ』(原題:Dinner in America)

監督・脚本・編集/アダム・レーマイヤー
プロデューサー/ベン・スティラー、ニッキー・ウェインストック、ロス・プットマン
エグゼクティブプロデューサー/ステファン・ブラウム、ショーン・オグレー
音楽/ジョン・スワイハート
撮影/ジャン=フィリップ・ベルニエ
出演/カイル・ガルナー、エミリー・スケッグス、グリフィン・グラック、パット・ヒーリー、メアリー・リン・ライスカブ、リー・トンプソン
2020年/アメリカ/英語/106分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/字幕翻訳:本庄由香里

日本公開/2021年9月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給/ハーク
配給協力/EACH TIME
公式サイト
© 2020 Dinner in America, LLC. All Rights Reserved