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2021.09.01 18:00

佐藤二朗主演×片山慎三監督『さがす』2022年公開決定!超ティザービジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

佐藤二朗主演、片山慎三監督・脚本による映画『さがす』が2022年に全国公開されることが決定し、超ティザービジュアルとキャスト・監督コメント、釜山国際映画祭正式出品情報が解禁されました。

映画『さがす』は、前作『岬の兄妹』で国内外から高い評価を受けた片山慎三監督が、再びオリジナル脚本を手掛けた長編2作目。観客の心を巧みにつかみ、没入させるエンタメ性、心に潜む生々しさや怖さ・弱さ、滲む悲哀や滑稽さなどを躊躇なくあぶり出す監督がその作家性を存分に発揮し、「人間」そのものの本質を巧みに映し出します。

主演を務めるのは、映画、テレビドラマ、演劇、バラエティ番組、さらには映画監督に至るまで、八面六臂の活躍を続ける佐藤二朗。本作ではそのユーモラスなパブリック・イメージを封印し、不穏な言葉を残して娘の前から姿を消した父・原田智役として、彼が直面する苦悩や、単純に割り切れない人間の善悪の曖昧さを説得力あふれる演技で見事に表現しました。

さらに、韓国のPropaganda(プロパガンダ)が本作のロゴ・ポスタービジュアルデザインを担当することも決定。韓国では、『ハチミツとクローバー』『愚行録』『あん』『溺れるナイフ』といった邦画公開時のポスターや、『君の名前で僕を呼んで』『リトル・ダンサー』『キル・ユア・ダーリン』などの洋画、『渇き』『新しき世界』『お嬢さん』『新感染 ファイナル・エクスプレス』『悪人伝』「愛の不時着」などの近年の韓国映画界を代表する作品のポスターデザインを手掛け、その卓越したセンスにより、日本の映画ファンの中でもSNSを中心に話題を呼んだデザイン会社です。

Propagandaが邦画の国内ビジュアルデザインを手掛けるのは、オール韓国ロケ&韓国のスタッフ・キャストで製作された『アジアの天使』以来2作目。オール日本ロケ、オール日本人スタッフ・キャストの邦画では本作が初のビジュアルデザインとなります。

第26回釜山国際映画祭は10月6日~15日にかけて開催予定。本作が選出されたニューカレンツ部門は、釜山国際映画祭唯一の国際コンペティション部門であり、アジアの新進気鋭の映画監督による第1~2作目が対象となります。本作の選出に対し、釜山国際映画祭プログラムディレクターのNam Dong-Chul氏は「さすがポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積んでいるだけに、個性的で抜け目のないスリラーに仕上がっている。単にどんでん返しが繰り返されているのではなく、人間に隠された一面の深く重い響きがこだまするスリラーだ」とコメントしています。

以下、キャスト・スタッフより到着したコメントです。

佐藤二朗(主演/原田智 役)
ある日突然、手紙が来た。長文のその手紙の差出人は片山慎三。19年前のドラマで制作だった男だ。制作とはいえ、当時彼は21歳の右も左も分からぬ、いわゆる「使い走り」だった。でも発想や言葉が面白く、「君、オモロイな」と声を掛けたのを覚えている。そのあと彼は、数々の現場で鍛練し、感性を磨き、自腹で「岬の兄妹」という映画を監督した。その彼からの手紙には「自分の商業作品監督デビューとなる次作の主演を是非、二朗さんにやって欲しい」と書いてあった。手紙に添えられた、彼の商業デビューとなる「さがす」という妙なタイトルの脚本を読んでみた。「よくぞ俺のところに話を持ってきた」と思った。ちょっと凄い作品になると思う。ご期待を。

片山慎三(監督・脚本)
大阪に住む父が指名手配犯を見かけた、という実体験から生まれたオリジナル作品です。商業デビュー作ということもあり、よりエンターテイメントな作品にしたいという気持ちがありました。オリジナルだからこそ立ち帰る場所が常に自分自身でした。自問自答し、自分が作家として試されているような、良い意味での気合いと思いが入っています。本作のワールドプレミアが釜山国際映画祭で迎えられることとなり嬉しく思います。映画を観てどういう反応が返ってくるのか非常に楽しみに思います。ぜひ日本での公開も心待ちにしていてください。

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『さがす』

「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」。そう告げた翌朝、父は娘をひとり残し、姿を消した。孤独と不安を押し殺しながら、娘は父の行方をさがし始める──。

監督・脚本/片山慎三
主演/佐藤二朗
製作/アスミック・エース、DOKUSO映画館、NK Contents
製作協力/埼玉県・SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
制作協賛/CRG
制作プロダクション/レスパスビジョン
制作協力/レスパスフィルム

日本公開/2022年 テアトル新宿ほか全国公開
製作幹事・制作・配給/アスミック・エース
公式サイト
©2022『さがす』製作委員会