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2021.08.30 18:00

マッツ・ミケルセン主演『アナザーラウンド』各界の著名人ら15名より称賛コメントが到着!

  • Fan's Voice Staff

アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したマッツ・ミケルセン主演映画『アナザーラウンド』の公開に先立ち、各界の著名人ら15名より称賛コメントが到着しました。

マッツ・ミケルセン演じる冴えない高校教師と同僚3人が、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明しようと、“実験”に取り組む本作。仕事中でもお構いなしに酒を飲み常に酔った状態を保つと、授業も楽しく生き生きとしたものになり、生徒たちとの関係性も良好になっていきますが、実験が進むにつれ、だんだんと制御不能になり……。

“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンがカンヌ国際映画祭男優賞に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『偽りなき者』(13年)のトマス・ヴィンターベア監督と再タッグ。同作で共演したトマス・ボー・ラーセンやラース・ランゼも再登板し、同作のトビアス・リンホルムが共同脚本を務めるなど、盤石の布陣が敷かれました。

『アナザーラウンド』は第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出、ゴールデン・グローブ賞では外国語映画賞にノミネートされ、ヨーロッパ映画賞作品賞ほか4冠、サンセバスチャン映画祭やロンドン映画祭など世界中で数多の映画賞を総なめに。第93回アカデミー賞では国際長編映画賞を見事受賞し、監督賞にもノミネート入りを果たしました。

以下、到着したコメントです(五十音順)。

大久保佳代子(タレント)
ほろ酔いの私は情が厚くて優しくて可愛いから好き。0.05%を意識しながら、生きてる素晴らしさを噛み締めるため今夜も飲みます。

太田和彦(居酒屋評論家)
お酒を飲むことを、これだけ前向きに肯定してくれる映画はなかった。そしてその限界も。酒を愛するすべての人、必見。

大竹聡(作家)
ほろ酔いは心地よく、泥酔は切ない。 北欧の中年男たちが身をもって示す真理に極東の初老男(私)は共感し、 新たな一歩への勇気をもらいました。

おっくんの宅飲みグルメ 奥野奏(YouTuber)
悩める男たちの青春物語が自分と重なって、こそばゆくも温かい気持ちになりました。 嬉しい時、悲しい時、勝負の時。飲んでたなぁ。

金原ひとみ(小説家)
強い個として存在したくてお酒を飲むのに、私たちは飲めば飲むほど薄れてしまう。 この映画は人間の希薄さ浅はかさ、儚さを味わう宴だ。 悪酔い、二日酔い必至。

勝村政信(俳優)
この映画は、人生はエンターテイメントではなく、ドキュ メンタリーだと改めて気づかせてくれる。

小堺一機
何かを試す時は試す者も試される。次の場所に自分を連れて行くのは得るものと失うものがあるという覚悟だ。この映画はその勇気をあくまでも明るく教えてくれる、いくつになってもアナザーラウンドはあると!

小島秀夫(ゲームクリエイター)
トマス・ヴィンターベア監督は「偽りなき者」に続いて、俳優マッツ・ミケルセンを再び最大限に酔わせ、忘れられない芳醇な傑作を創り出した。社会に呑まれ、人生に冷めかけた観客を陽気に酔わせ、そっと包み込んでくれる。映画館を出た後も、この“映画酔い”はいつまでも終わらない。さらにラストでは酩酊状態を明日へのダンスへと変えてくれる。

小宮山雄飛(ミュージシャン)
お酒好きもそうでない人も必見! 今までにない角度から、お酒と人生の楽しさ・可笑しさ・切なさを教えてくれる。

清野とおる(漫画家)
酒と涙と男と男と男と男。 酒の良さと酒の悪さを、ここまで見事に表現した映画は他にないだろう。お酒飲みたい…けど、飲みたくない…けど、やっぱ飲みたぁ~い♡

月永理絵(映画ライター、編集者)
これほど大真面目に、人が飲んだくれになっていく過程を描いた映画を初めて見た。ここには、酒飲みへの祝福と教訓とが奇妙に同居している。

町田康(作家)
この映画を観ることは私にとってもひとつの実験でした。その実験によって得られた結果は、酒を飲んでも飲まなくても人間の中には時に純一なものが生じるということでした。

まんきつ(漫画家)
コメディとは信じられない。アルコールに頼ったその結末を知っているだけに鑑賞中ずっと泣きそうだった。

光石研(俳優)
アウトだよ。ダメだよね。ごめん、分かってんだよ。分かってんの。 でもね、でも、でもさ。こんな方法しか思いつかないの。ごめんね。

りゅうじ(料理研究家)
痛快にして痛切。 これは紛れもない人生賛歌です! 人生に祝杯を!そしてマッツ・ミケルセンに100%酔いしれろ!!

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『アナザーラウンド』(英題:Another Round)

冴えない高校教師マーティンとその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため実験をすることに。朝から酒を飲み続け常に酔った状態を保つと、授業も楽しくなり、生き生きとする。だが、すべての行動には結果が伴うのだった──。

監督/トマス・ヴィンターベア
出演/マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、マグナス・ミラン、ラース・ランゼ、マリア・ボネヴィー
2020年/デンマーク/スクリーンサイズ1:2.0/DCP5.1ch/117分/PG-12/原題:Druk

日本公開/2021年9月3日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開
配給/クロックワークス
公式サイト
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