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2021.08.27 8:00

加賀まりこ主演『梅切らぬバカ』予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

​​加賀まりこ主演、塚地武雅と親子役で初共演を果たした映画『梅切らぬバカ』の予告編が解禁されました。

映像は、梅の木がある庭で珠子(加賀)が忠男(塚地)の髪を切るシーンから始まります。珠子は正直が取り柄の占い師で、初対面でも一言目から「離婚の相談でしょ?後悔のオーラを纏ってるわ」とズバッと言ってしまうほど。自閉症を抱える忠男は、几帳面で毎朝決まった時間に起き、朝食をとり、家を出ます。近くの乗馬クラブで、大好きな馬に挨拶するのも日課。都会の古民家で寄り添い暮らす親子2人の何気ない日常が、ユーモラスに描かれています。

ところがある日、ぎっくり腰になった忠男とそれを支えようとした珠子は、2人で床に倒れ込んでしまいます。「このまま共倒れになっちゃうのかね…?」という、この先を案じた珠子の印象的な台詞が響きます。そして、悩んだ末に珠子は忠男のグループホーム入居を決めるのでした。「忠さんがいてくれて、母ちゃんは幸せだよ」という珠子のあたたかく、力強い台詞が涙を誘います。良いことばかりではないけれど、ただ2人寄り添い一緒に笑って過ごすありふれた毎日こそが人生の宝物だというメッセージが、珠子の想いと重なり胸に迫ります。

愛情と包容力にあふれる母親・珠子を演じる加賀まりこは、本作が54年ぶりに主演。息子・忠男役には『間宮兄弟』で日本アカデミー賞新人賞を受賞し、NHK連続テレビ小説「おちょやん」など俳優としても活躍中のドランクドラゴンの塚地武雅。さらに、珠子たちの家の隣に引っ越してきた里村夫婦を、渡辺いっけいと森口瑤子が演じ、珠子と交流を深めていく里村家の息子・草太をドラマ「浦安鉄筋家族」の小鉄役が記憶に新しい斎藤汰鷹が好演しています。

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『梅切らぬバカ』

山田珠子は、息子・忠男と二人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの入居案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ある晩ホームを抜け出してしまう。そして、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが……。

出演/加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子、斎藤汰鷹、林家正蔵、高島礼子
監督・脚本/和島香太郎
文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2020」長編映画の実地研修完成作品

日本公開/2021年11月12日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
配給/ハピネットファントム・スタジオ
公式サイト
©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト