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2021.08.27 10:00

写真家ユージーン・スミスが記録『ジャズ・ロフト』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

1950年代半ば、マンハッタンのとあるロフトで繰り広げられていた気鋭ジャズ・ミュージシャンたちによるセッションを、写真家ユージーン・スミスが密かに記録した録音テープと写真を元に構成したドキュメンタリー映画『ジャズ・ロフト』の日本版予告編とメインビジュアルが解禁されました。

雑誌「ライフ」などで意欲的な作品を数多く発表し、70年代には写真集「MINAMATA」によって世界に衝撃を与えたた写真家ユージーン・スミス。そんな彼が1950年代半ばから住んでいたニューヨークのロフトでは、様々なジャズ・ミュージシャンが連日連夜セッションを繰り広げていました。集ったのはセロニアス・モンクをはじめ、カーラ・ブレイ、ズート・シムズ、ホール・オーヴァトンといった名うてのミュージシャンたち。仕事や家庭の問題が山積みだったスミスは、純粋に音楽を楽しむために集まった彼らの演奏を逃すまいと部屋中に録音用の配線を張り巡らせ、何千枚もの写真を撮影。そのむせ返るような熱気を余すところなく伝え、その場で起こる奇跡に立ち会っているかのような臨場感を存分に堪能できるのが、本作『ジャズ・ロフト』です。

単なる記録の域を超えて浮き彫りとなるのは、ジャズ・ミュージシャンたちの圧倒的な存在感と、彼らとの交流を通して、人生の岐路に立たされていたひとりの写真家が抱く新たな決意。また、歴史的な報道写真の数々を生み出してきた暗室での孤独な作業や、ユーモアと気難しさを併せ持つスミスの複雑なパーソナリティが、多くの証言者によって明かされます。

ポスタービジュアルには、ピアノを弾くセロニアス・モンクの写真を使用。もちろん撮影はユージーン・スミス。当時の雰囲気が体感できる、躍動感あふれるビジュアルとなっています。

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『ジャズ・ロフト』(原題:The Jazz Loft According to W. Eugene Smith)

出演/サム・スティーブンソン、カーラ・ブレイ、スティーヴ・ライヒ、ビル・クロウ、デイヴィッド・アムラム、ジェイソン・ モラン、ビル・ピアース、(以下、写真のみ/声のみ)ユージーン・スミス、セロニアス・モンク、ズート・シムズ、ホール・オーバートン
プロデューサー/カルヴィン・スキャッグス、サム・スティーブンソン
編集/ジョナサン・J・ジョンソン
撮影/トム・ハーウィッツ
録音/ピーター・ミラー
脚本・プロデューサー・監督/サラ・フィシュコ
2015年/87分/イギリス/英語/B&W、カラー/ヴィスタサイズ/5.1ch

日本公開/2021年10月15日(金)より、Bunkamuraル・シネマ他にて全国順次公開!
配給/マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
公式サイト
©2015 The Heirs of W. Eugene Smith