ヴィム・ヴェンダース監督10作品の特集上映開催決定！11月5日より全国順次開催！

Fan's Voice Staff

ヴィム・ヴェンダース監督による10作品を、最新のレストア素材を使用して上映する国内初の大規模な特集上映『ヴィム・ヴェンダースレトロスペクティブ ROAD MOVIES／夢の涯てまでも』が11月5日（金）〜12月16日（木）Bunkamura ル・シネマでの開催を皮切りに、全国順次開催されることが決定！あわせて、監督からメッセージ動画が到着しました。

今回ラインナップされた作品のほとんどは、ヴェンダース監督自らの監修によるレストアを施し、色鮮やかによみがえったもの（『ブエナ・ビスタ〜』を除く）。注目は、ヴェンダース監督が新たに手を加え完成させた、本邦初上映となる287分のSF大作『夢の涯てまでもディレクターズカット 4Kレストア版』（上映の際は途中休憩あり）。その他にも初期ロードムービー3部作、小津監督が描いた“東京”と近代化した当時の東京を描き出す『東京画 4Kレストア版』、ファッションデザイナーの山本耀司を追った『都市とモードのビデオノート 4Kレストア版』、今でも多くの映画ファンに愛される『パリ、テキサス 2Kレストア版』、『ベルリン・天使の詩 4Kレストア版』などが上映されます。

メッセージ動画では、8月14日に76歳の誕生日を迎えたばかりのヴィム・ヴェンダース監督が、レトロスペクティブの見どころを監督自ら語っています。

ヴィム・ヴェンダース監督

1945年、ドイツ生まれのヴィム・ヴェンダース監督は、『都市の夏』（70年）で長編監督デビュー。『ことの次第』（82年）でベネチア国際映画祭金獅子賞を獲得。カンヌ国際映画祭では、『パリ、テキサス』（84年）がパルムドール、『ベルリン・天使の詩』（87年）が監督賞、続編『時の翼にのって／ファラウェイ・ソー・クロース』（93年）が審査員グランプリを受賞。さらに、音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』（99年）や『Pina／ピナ・バウシュ躍り続けるいのち』（11年）がアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされる等、ドキュメンタリー、劇映画ともに映画史に刻まれる名作を世に送り続けています。