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2021.08.14 14:00

『ONODA 一万夜を越えて』新聞広告ビジュアルが解禁!

  • Fan's Voice Staff

実在の人物である小野田寛郎旧陸軍少尉が、太平洋戦争の終わりを迎えた後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島にて約30年間の孤独な日々を過ごした実話を基にした国際共同製作映画『ONODA 一万夜を越えて』の新聞広告ビジュアルが解禁されました。

8月15日(日)に迎える終戦記念日に向けてメッセージを発信すべく、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞の各紙カラー1面(全15段)と、小野田寛郎氏の生まれ故郷でもある和歌山県の地方紙・わかやま新報で展開される今回の広告。使用されたカットは、津田寛治扮する小野田寛郎が草原にたった一人、見えない敵に対して銃を構える印象的なシーン。「忘れない。」というキャッチコピーは、戦中戦後を生き抜いた日本人が”忘れることのできない”戦争体験や、戦争から生み出された様々なドラマや悲惨な出来事と映画のテーマがリンクするために採用されとのこと。

今回の広告掲載にあたり、監督を務めたフランスの新鋭アルチュール・アラリよりコメントが到着しています。

アルチュール・アラリ(監督)コメント
はじめて小野田寛郎さんの存在を知った時,彼の揺るぎない信念に大きな衝撃を受けました。
彼の物語を善・悪の二元論で語ることはできません。しかし,その複雑さにこそ,時代状況や国境を越えて今の私たちが自らの人間性について問い直すための鍵があるように思えたのです。強い信念の裏にある迷いや疑い…私はそれをそのまま『ONODA』の中に表現したいと思いました。
『ONODA』には日本の俳優の皆さんと外国人スタッフの汗と涙が詰まっています。文化や言語が違っても私たちは同じように悩み,悲しみ,喜びを分かち合うことができる…。本作の撮影を通して我々スタッフとキャストの間に生まれた友情はそのことの何よりの証です。
日本から海を越えフランスへと渡り,また日本へと戻ってきたこの作品が皆さまの心に届くことを祈っています。

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『ONODA 一万夜を越えて』(原題:ONODA)

出演/遠藤雄弥、津田寛治、仲野太賀、松浦祐也、千葉哲也、カトウシンスケ、井之脇海、足立智充、吉岡睦雄、伊島空、森岡龍、諏訪敦彦、嶋田久作、イッセー尾形
監督/アルチュール・アラリ
制作/bathysphere productions

日本公開/ 2021年10月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給/エレファントハウス
公式サイト
©2021映画『ONODA』フィルム・パートナーズ(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)