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2021.08.06 16:00

ベネディクト・カンバーバッチ出演『モーリタニアン 黒塗りの記録』10月29日公開決定!日本版ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ、タハール・ラヒム共演でアメリカの闇を暴く実話『The Mauritanian』が、邦題を『モーリタニアン 黒塗りの記録』として10月29日(金)より全国公開されることが決定!日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁されました。

2015年に出版された、アメリカ政府による検閲で多くが黒く塗りつぶされた手記。筆者のモハメドゥ・ウルド・スラヒはその時、キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていました。異例尽くしのこの本は、またたく間にアメリカで大ベストセラーを記録。その後、世界20ヶ国で刊行され、映画化に至りました。

監督を務めたのは、ドキュメンタリーに定評があり『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したケヴィン・マクドナルド。出演はジョディ・フォスター、タハール・ラヒム、そしてプロデューサーとしても名を連ねるベネディクト・カンバーバッチ。このモハメドゥの著書を読んで惚れ込んだカンバーバッチが、「これは映画化すべきだ。誰が映画化権を持っているのか調べなきゃいけない」と、急ぎ権利獲得に動きました。

実在の弁護士を演じたフォスターは、オファーを受ける以前から著書のことも彼の物語のことも知っており、グアンタナモや当時そこで起きたことについて多くの疑問を抱いていたと言います。「私が生きている時代のことなのに、なぜかそうした疑問に対する答えを私は一切知らなかった。まったく何も知らないということに我ながら驚いた。私たちの誰もが9.11の出来事にものすごい衝撃を受けたために、アメリカ中に恐怖心があふれていた。そのせいで誰が抑留されているのかについては、ほとんど考えていなかったのだと思う」

モハメドゥ本人を演じたラヒムは「初めて脚本を読んだときには泣いたよ。素晴らしいストーリーだった。彼はヒーローだ。一人の俳優として、そして一人の人間として、僕は、このストーリーは語られるべきだと思った」と語っています。

第78回ゴールデングローブ賞では、ジョディ・フォスターが助演女優賞を受賞、タハール・ラヒムが主演男優賞にノミネートされました。

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『モーリタニアン 黒塗りの記録』(原題:The Mauritanian)

2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はアフリカのモーリタニア出身、モハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。9.11の首謀者の1人として拘束されたが、裁判は一度も開かれていない。キューバのグアンタナモ収容所で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。時を同じくして、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まる。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシー。ところが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた──。

監督/ケヴィン・マクドナルド
出演/ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ、タハール・ラヒム、シャイリーン・ウッドリー、ザッカリー・リーヴァイ
原作/モハメドゥ・ウルド・スラヒ「モーリタニアン 黒塗りの記録」(河出文庫)
2021年/イギリス/英語・アラビア語・フランス語/129分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/5.1ch/G/字幕翻訳:櫻田美樹

日本公開/2021年10月29日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給/キノフィルムズ
提供/木下グループ
公式サイト
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