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2021.08.06 13:00

『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“』新場面写真9点が一挙解禁!

  • Fan's Voice Staff

突然の引退から10年以上経った今も大きな影響力をもつ謎の天才デザイナー、マルタン・マルジェラの創造性と仕事術に迫ったドキュメンタリー『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ“』の新場面写真9点が一挙解禁されました。

マルジェラのアトリエ

場面写真は、デビューショーのランウェイ画像から初期マルジェラの代表作の一つであるコルクネックレス、マルジェラの代名詞とも言える四隅の白いステッチや、アトリエ風景など、謎に包まれてきた秘密の一端が垣間見えるものばかり。劇中「既にマルジェラっぽい」と本人が明かす、初めて作ったバービー人形の洋服に加え、過去のコレクションの貴重なショットも含まれます。

デビューショーのランウェイ

初期マルジェラのアクセサリー代表作の一つのコルクネックレス

監督を務めたライナー・ホルツェマーは、ちょうど展覧会の準備中だったというマルジェラにメールを送ったことが本作製作のきっかけだったと明かしています。当時のことを「運がよかったのは、彼がパリでの展覧会を準備中だったこと。僕は展覧会のキュレーターにメールを書き、マルタンへメールを回してもらえないかと頼んでみた。でも返信は何ヵ月も来なかった。だから、また頼んでみた。彼のところには、この類のメールがたくさん届く。つまり多くのフィルムメーカーが彼の映画を撮りたいと思っていたんだ。僕の2通目のメールは彼の手に渡ったが、他の多くの人も接触していた。マルタンが信頼を寄せる人たちが僕の『ドリス・ヴァン・ノッテン』を観てくれていて、最高の組み合わせだと彼に助言してくれた」と振り返っています。

四隅の白いステッチがマルジェラの目印

初めて自身で作った服。「既にマルジェラっぽい」とは本人の談

『Margiela / Galliera 1989-2009』展の準備中

マルジェラ自身によるドローイング

10番マルジェラ・メン。マルジェラはメンズラインを「コレクション」ではなく「ワードローブ」と呼んだ

2009年春夏コレクション

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『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』(原題:Martin Margiela: In His Own Words)

監督・脚本・撮影/ライナー・ホルツェマー
撮影/トゥーン・イレハム
編集/ヘルマー・ユングマン
音楽/dEUS
出演/マルタン・マルジェラ(声のみ)、ジャン=ポール・ゴルチエ、カリーヌ・ロワトフェルド、リドヴィッジ・エデルコート、キャシー・ホリン、オリヴィエ・サイヤール ほか
ドイツ、ベルギー/2019年/90分/16:9/英語、フランス語/日本語字幕:額賀深雪

日本公開/2021年9月17日(金)より渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
配給/アップリンク
© 2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata Productions