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2021.07.28 8:00

『ディナー・イン・アメリカ』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

ベン・スティラーがプロデューサーを務めるアナーキック・ラブストーリー『ディナー・イン・アメリカ』の日本版予告編とポスターが解禁されました。

過保護に育てられ、したいこともできず、単調な毎日を送っている孤独で臆病な少女・パティ。唯一、平凡な人生から逃避できる瞬間は、パンクロックを聴くこと。そんな彼女が、ひょんなことから警察に追われる不審な男・サイモンを家に匿ったものの、実はその男こそが、彼女の愛するパンクバンド“サイオプス”の覆面リーダー・ジョンQでした。家族や周囲から変人扱いされ、社会不適合者、厄介者と蔑まれる二人は、心惹かれ合い、社会の偏見をぶっ飛ばしていきます──。

予告映像では、自身もバンドマンである監督のアダム・レーマイヤーと、ミュージカル俳優として数々の舞台に立ちトニー賞ノミネートやシアター・ワールド賞を受賞するエミリー・スケッグスが共作した、本作の核となる曲「Watermelon」が流れる点にも注目です(予告編1分以降)。

監督は、40以上の映画祭で上映され、その過激な内容で物議を醸した『バニーゲーム』(11年)のアダム・レーマイヤー。本作は、「今の自分を形作った背景である90年代のパンクシーンに捧げるラブレター」と語る通り、恋愛映画でありながら、映画そのものがマジョリティーに立ち向かうユーモアとパンク精神に彩られ、日本でもコアなファンの多い『ナポレオン・ダイナマイト』(04年)を彷彿とさせるシュールなキャラクター描写が、“普通”や“世間”に抗う若者たちの輝きを放ちます。

プロデュースを務めたのは、『ズーランダー』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』『LIFE!』などのプロデューサーとしても活躍する俳優のベン・スティラー。撮影は日本でも大ヒットした『サマー・オブ・84』(18年)のジャン=フィリップ・ベルニエ、音楽は『ナポレオン・ダイナマイト』のジョン・スワイハートがそれぞれ担当。

主演のエミリー・スケッグスは、舞台俳優としてキャリアを開始。日本でも舞台化され話題となったミュージカル「ファン・ホーム」で、2015年のトニー賞ミュージカル助演女優賞と最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞にノミネートされ、シアターワールド賞を受賞。2018年のサンダンス映画祭でグランプリを獲得した『ミスエデュケーション』(18年)ではクロエ・グレース・モレッツと共演したほか、『マイル22』(18年)などに出演。長編映画での主演は本作が初となります。

もう一人の主演、カイル・ガルナーは、『CSI:ニューヨーク』(06〜13年)などドラマで活躍。映画でも、『エルム街の悪夢』(10年)でルーニー・マーラと共演、『アメリカン・スナイパー』(14年)ではブラッドリー・クーパー演じる主人公の同僚の兵士を演じ、ほかに『ザ・ブリザード』(16年)など、出演作多数。さらに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのリー・トンプソン、『24 -TWENTY FOUR-』シリーズでクロエ・オブライエン役を演じたメアリー・リン・ライスカブなどが脇を固めています。

本作は2020年サンダンス映画祭オフィシャルセレクションでの上映されたほか、ダブリン国際映画祭ではダブリン批評家スペシャル審査員賞、ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭では観客賞、オデッサ国際映画祭ではグランプリを受賞。本国アメリカでは新型コロナウイルスの影響で未だ公開されておらず、先立っての日本公開となります。

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『ディナー・イン・アメリカ』(原題:Dinner in America)

監督・脚本・編集/アダム・レーマイヤー
プロデューサー/ベン・スティラー、ニッキー・ウェインストック、ロス・プットマン
エグゼクティブプロデューサー/ステファン・ブラウム、ショーン・オグレー
音楽/ジョン・スワイハート
撮影/ジャン=フィリップ・ベルニエ
出演/カイル・ガルナー、エミリー・スケッグス、グリフィン・グラック、パット・ヒーリー、メアリー・リン・ライスカブ、リー・トンプソン
2020年/アメリカ/英語/106分/カラー/5.1ch/シネマスコープ/字幕翻訳:本庄由香里

日本公開/2021年9月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給/ハーク
配給協力/EACH TIME
公式サイト
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