第74回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 受賞結果
- Fan's Voice Staff
第74回カンヌ国際映画祭の授賞式が現地時間7月17日(土)夜に開催され、24作品が出品されたコンペティション部門の受賞結果が発表されました。
受賞結果は以下の通りです。
パルムドール(最高賞)
ジュリア・デュクルノー監督『Titane』(フランス)
10年前に行方不明になった息子になりすました殺人鬼の娘と孤独な父親の出会いを描く。
グランプリ(2作品タイ)
・アスガー・ファルハディ監督『A Hero』(イラン)
借金を返済できず収監された男が、債務者を説得しようと苦闘する2日間を描く。
・ユホ・クオスマネン監督『Hytti Nro 6(英題:Compartment No. 6)』(フィンランド)
情事から逃避するフィンランド人女性が、寝台車でロシア人労働者の男と出会う物語。
監督賞
レオス・カラックス監督『Annette』(フランス)
アダム・ドライバー&マリオン・コティヤール共演、スタンダップコメディアンとオペラ歌手の夫婦の愛憎を描くダークミュージカル。
審査員賞(2作品タイ)
・ナダヴ・ラピド監督『Ha’berech(英題:Ahed’s Knee)』(イスラエル)
自由を得ること、母の死という2つの葛藤をテーマにしたイスラエルの映像作家のヒューマンドラマ。
・アピチャッポン・ウィーラセタクン監督『Memoria』(タイ)
ティルダ・スウィントン主演。南米コロンビアを舞台に、姉を訪ねたスコットランド人女性が超常現象を体験するアート映画。
男優賞
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ『Nitram』ジャスティン・カーゼル監督(オーストラリア)
1996年にタスマニアで起きた銃乱射事件を基にしたスリラー。
女優賞
レナーテ・レインスヴェ『The Worst Person in the World』ヨアキム・トリアー監督(ノルウェー)
脚本賞
濱口竜介、大江崇允『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督(日本)
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第74回カンヌ国際映画祭
会期:2021年7月6日(火)〜7月17日(土)
開催地:フランス・カンヌ