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2021.07.09 8:00

『ムーンライト・シャドウ』宮沢氷魚が恋人役に!特報映像&ティザーポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

吉本ばななの原点とも言える名作ラブストーリーを映画化した『ムーンライト・シャドウ』の特報映像とティザービジュアル、場面写真4点が一挙解禁!主人公の恋人役を宮沢氷魚が務めることが発表され、コメントが到着しました。

1987年に吉本ばななが大学の卒業制作として発表した短編小説「ムーンライト・シャドウ」は、突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、主人公・さつきの一人称の視点で描かれる、「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語り、深く心に刻まれるその存在は、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い一作です。

吉本ばななの「今の時代に映画になるべくしてなった作品だと思います」というコメントと、静かに聞こえる“鈴”の音で幕を開ける特報映像。“鈴”は原作でも描かれる、主人公さつき(小松菜奈)と恋人の等(宮沢氷魚)をつなぐキーアイテム。「鈴の音が耳を離れないんです」と続くさつきのナレーションに、メガホンを取ったエドモンド・ヨウ監督の原作への尊敬と愛情が垣間見えます。どこか神秘的な映像とともに流れていく、さつきと等の笑顔あふれる幸せそうな時間は、恋人同士の何気ない日常の瞬間を切り取り、柔らかくあたたかい雰囲気に包まれています。そして、「もっと一緒にいたかったな」というさつきのナレーションと、クローズアップされる名残り惜しそうに離れる二人の手が、別れを予感させるものとなっています。

小松菜奈が演じる主人公の恋人役を務めるのは、役者として目覚ましい活躍をみせる宮沢氷魚。初主演映画『his』で数々の映画賞に輝き、新型コロナウイルスの影響による上演終了から見事な復活劇を遂げた渡辺謙主演舞台「ピサロ」では、インカ王アタウアルパを熱演。2022年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」への出演も控えるなど、着実に進化を続けている注目の若手です。

以下、宮沢よりコメントが到着しています。

宮沢氷魚(等 役)コメント全文
最初に台本をいただいて読んだ時に、自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました。等の苦悩や悩みもすごく共感できましたが、等に訪れる死というものは忘れて、一つ一つのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました。
エドモンド監督は、ずっと笑顔でとにかく役者のことを第一に考え、すごく演じやすくチャレンジしやすい環境を準備してくれたので本当に感謝しています。そういった環境で自由にやらせていただいたからこそ、「こうしたら面白いんじゃないか」というひらめきもあった現場でした。
主人公のさつきは、個性的で自分の意志をしっかりと持っている女性なので、演じるのは独特の空気感を放つ小松さんしかいないと思いました。「ムーンライト・シャドウ」という作品を背負って主人公のさつきになった小松さんがしっかりと先頭にいたので、現場のチーム力も高まっていき、小松さんにもすごく感謝しています。
「ムーンライト・シャドウ」は、いろいろ考える、思うきっかけを与えてくれる、本当に素晴らしい作品になっていると思います。この作品が皆さんのもとへ届くことを楽しみにしていますし、皆さんが少しでも笑顔になってくれることを願って僕たちもがんばりました。吉本ばななさんの原作のように、日本だけでなく世界から愛される作品になったらいいなと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。

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『ムーンライト・シャドウ』

原作/「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮社刊「キッチン」収録作品)
出演/小松菜奈、宮沢氷魚
監督/エドモンド・ヨウ
脚本/高橋知由

日本公開/2021年9月全国ロードショー!
配給/SDP、エレファントハウス
©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会