『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
『ダウントン・アビー』のスタッフ&キャストがオスカー女優ジュディ・デンチを迎えて名作戯曲を現代に蘇らせた映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
1937年、英国。犯罪小説のベストセラー作家として名を馳せるチャールズ(ダン・スティーヴンス)は、初の映画脚本執筆を前にして重度のスランプに悩んでいました。そこで、チャールズは、霊媒師のマダム・アルカティ(ジュディ・デンチ)に頼んで、7年前に事故死した最初の妻エルヴィラ(レスリー・マン)を呼び戻します。エルヴィラはふたたび訪れた夫との日常を喜ぶのも束の間、自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルース(アイラ・フィッシャー)がいることを知ります。さらに、夫が自分を呼び戻した理由が、自分への未練ではなく、実は彼の小説は全てエルヴィラが生み出したアイディアを書き留めただけのもので、彼女の力なしでは脚本が書けないことを思い知ったからであることが分かり、ショックを受けます。それでもチャールズに頼まれるままに“共同”制作するうちに、楽しかった日々を思い出すエルヴィラに対して、夫とともにハリウッドに行くために彼女を利用しようとするルースのたくらみなど、チャールズと、亡き妻と現在の妻との奇妙な関係が繰り広げられていきます。ところが、ルースを大切に思うチャールズに、エルヴィラとやり直すつもりはありませんでした──。
あの世から帰ってきた妻が夫とやり直したいと願うおかしさと切なさが織り交じった原案は、1941年の発表当時、約2,000回にわたって上演された、天才エンターテイナーのノエル・カワードによる戯曲「陽気な幽霊」。1945年にデビッド・リーン監督により映画化もされた名作を、現代にフィットする物語として蘇らせたのは、大ヒットTVシリーズ「ダウントン・アビー」の監督のひとりであるエドワード・ホール。
ノエル・カワード自身が「胸躍る素晴らしい作品に仕上がったと心から思う」と日記に書き記した80年前の戯曲を現代にアップデートするにあたり、脚本家&プロデューサーのひとりであるメグ・レナードは、脚本開発のポイントのひとつとして、「現代にふさわしい脚色にすることが最も重要だった。特に女性の登場人物たちに、現代の観客が共感できる立ち居振る舞いや意見、行動をさせようと考えた。たとえばルースは、ハリウッドへ行きたいという野心を抱いていると描くことで、男性キャラクターを喜ばせる存在ではないことを表現している」と挙げています。
またチャールズの依頼で降霊を行うのに留まらず、劇中重要な役割を担うことになる霊媒師を演じるデンチは、「この映画を観るのは、今が完璧な時期だと思う。観客の皆さんが素敵な時間を過ごして、少しの間、笑って夢中になれることを願っている。それが、皆が映画に望むこと。映画は短い間だけれど、誰かの何かを一時的に止めることができるから、観客の皆さんは心配事を忘れることができる。それが、私が望んでいること」とコメントしています。
==
『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』(原題:Blithe Spirit)
ベストセラー作家として名を馳せるチャールズは、スランプから抜け出すために、霊媒師マダム・アルカティに頼んで、事故死した最初の妻エルヴィラを呼び戻す。実は彼の小説は全て、生前エルヴィラが生み出したアイディアを書き留めただけのものだった。チャールズは、ハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本も、彼女の力なしではムリだと思い知ったので、蘇らせたのだ。夫との再会を喜んだのも束の間、エルヴィラは自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルースがいると知ってショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに“共同”制作するうちに、楽しかった日々がよみがえる。やがてエルヴィラは、このまま脚本が完成しなければいいと願うのだが、この世にいられる期限は刻一刻と迫っていた──。
監督/エドワード・ホール
原案/ノエル・カワード
出演/ダン・スティーヴンス、レスリー・マン、アイラ・フィッシャー、ジュディ・デンチ
2020年/イギリス/英語/100分/カラー/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:中沢志乃
日本公開/2021年9月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
配給/ショウゲート
公式サイト
© BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020