『アイダよ、何処へ?』日本版予告編&ポスターが解禁!
- Fan's Voice Staff
本年度アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『アイダよ、何処へ?』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ東部の町スレブレニツァで約8,000人のイスラム教徒が虐殺されるというヨーロッパで実際に起きた戦後最悪のジェノサイド事件の中で、国連平和維持軍で通訳として働く女性アイダが家族を必死に守ろうとする姿をドキュメンタリーのような迫真性とスリリングな展開で映し出し、その真実を描く衝撃のドラマです。
予告編映像は、ボスニア紛争末期の1995年、敵対するムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力に町が侵攻される恐怖の中で、避難場所を求める2万人の市民が国連保護軍の施設に殺到する様子から始まります。混乱の中、アイダは家族を探し出し、ともに紛争を生き延びた夫と息子二人を守るため、あらゆる手を尽くそうと必死で奔走する一方で、国連施設のすぐ近くでボスニア人男性たちの処刑が始まったことを目撃します。果たしてアイダは、家族を救うことができるのか──?
監督は、31歳の時に発表した長編デビュー作『サラエボの花』が2006年ベルリン国際映画祭の金熊賞を受賞した、ヨーロッパを代表する気鋭の女性監督のヤスミラ・ジュバニッチ。以降、『サラエボ、希望の街角』などをはじめ、一貫して故郷ボスニア・ヘルツェゴヴィナの悲劇、1992年から95年のボスニア紛争の傷跡を描き続け、今年のベルリン国際映画祭では審査員を務めました。
『アイダよ、何処へ?』は2020年の第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミアされ、2021年英国アカデミー賞では監督賞・非英語作品賞にWノミネート。本年度アカデミー賞では、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画としてはダニス・タノヴィッチ監督『ノー・マンズ・ランド』以来19年ぶり、ジュバニッチ監督にとっては初の国際長編映画賞ノミネートを果たしました。
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『アイダよ、何処へ?』(原題:Quo Vadis, Aida?)
1995年、夏。セルビア人勢力によって占拠されたボスニア・ヘルツェゴヴィナの町、スレブレニツァ。2万5千人もの住人たちが保護を求めて国連基地に集まっていた。国連平和維持軍で通訳として働くアイダは交渉の中で極めて重要な情報を得ることに。セルビア人勢力の動きがエスカレートし基地までも占拠しようとする中、アイダは逃げてきた同胞を、そしてその中にいる夫と息子たちを守ることができるのだろうか──。
監督/ヤスミラ・ジュバニッチ
出演/ヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロヴィッチ
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ・オーストリア・ルーマニア・オランダ・ドイツ・ポーランド・フランス・ノルウェー・トルコ合作映画/ボスニア語・セルビア語・英語他/2020年/101分
日本公開/2021年9月17日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他全国順次公開
提供/ニューセレクト
配給/アルバトロス・フィルム
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