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2021.06.10 17:00

阿部寛出演のマレーシア映画『夕霧花園』日本版予告編が解禁!

  • Fan's Voice Staff

阿部寛が出演するマレーシア映画『夕霧花園』の日本版予告編が解禁されました。

本作では、日本ではあまり語られることのない第二次世界大戦におけるマレーシアの歴史と共に、一組の男女の切ない恋が紐解かれていきます。物語は、亡き妹の夢である日本庭園造りに挑んだヒロインのユンリン(リー・シンジエ)と、日本人庭師・中村有朋(阿部寛)が出会ったことで動き出します。日本軍による占領下にあったマレーシアのキャメロンハイランドの美しい景色を舞台に、国の因縁を超えて惹かれあう二人でしたが──。

予告編では、ユンリンと中村の出会いや、最初は反発するも惹かれあう二人の切なくも繊細なラブシーンが垣間見え、時を超えて中村の謎に肉迫するいわくありげなカットや、阿部が挑戦した英語セリフも確認でき、放送中の主演ドラマ「ドラゴン桜」とは違った顔も見どころです。

ユンリン役は香港・台湾映画界をメインに活動するマレーシア出身のリー・シンジエ。日本では『The EYE 【アイ】 』やツイ・ハーク監督の『MISSING ミッシング』などで知られ、2012年の大ヒット韓国映画『10人の泥棒たち』でのジュリー役も話題となりました。

阿部寛が今回演じた中村役は、昨今のイメージにはない繊細で幻想的な役どころ。庭師であり多才な芸術家、そして終戦時、日本軍により埋められたとされる莫大な埋蔵金「山下財宝」にまつわる秘密を握るスパイ疑惑をかけられる稀有なキャラクターを演じ、新たな魅力を発揮しました。

さらに、台湾を代表する女優であり、監督としての活躍も目覚ましいシルヴィア・チャンが1980年代のユンリンを担当。その他キャストには『眺めのいい部屋』、『ドラゴン・タトゥーの女』、『オーシャンズ13』など出演のジュリアン・サンズら実力派や、映画監督のホー・ユーハンがカメオ出演し、個性豊かに作品を彩っています。

原作は、ブッカー賞ノミネート、マンアジア文学賞と歴史小説のウォルタースコット賞を受賞したマレーシアの作家タン・トゥアンエンによる小説「The Garden of Evening Mists」。日本語版は7月中旬予定、彩流社より発売されます。

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『夕霧花園』

1980年代、マレーシアで史上二人目の女性裁判官として活躍するユンリンはキャリアアップのため連邦裁判所事を目指していた。かつて愛した中村がとある財宝にまつわるスパイとして指弾されているのを知り、彼の潔白の証拠を探すことを決意する。ユンリンにとって忘れることのできない約30年前の記憶を手繰り寄せ、想いが交差していく──。

出演/リー・シンジエ、阿部寛、シルヴィア・チャン、ジョン・ハナー、ジュリアン・サンズ、デビッド・オークス、タン・ケン・ファ、セレーヌ・リム
監督/トム・リン
脚本/リチャード・スミス
原作/タン・トゥアンエン
2020/マレーシア/120分/カラー/ビスタ/5.1ch/字幕:川喜多綾子/字幕監修:山本博之

日本公開/2021年7月24日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
提供/マクザム、太秦
配給/太秦
後援/在京マレーシア大使館
協力/大阪アジアン映画祭
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