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2021.04.20 13:00

『ファーザー』フロリアン・ゼレール監督のインタビュー映像が到着!

  • Fan's Voice Staff

名優アンソニー・ホプキンス主演『ファーザー』で長編デビューを果たしたフロリアン・ゼレール監督のインタビュー映像が到着しました。

『ファーザー』は、世界30カ国以上で上演された傑作舞台の映画化した、誰にも訪れる人生の夕暮れと揺れる親子の絆を見つめた感動の物語。現在83歳の名優アンソニー・ホプキンスが自身と同名で生年月日も同じ主人公を演じ、『女王陛下のお気に入り』のオスカー女優オリヴィア・コールマンが、愛する父の変化に戸惑い悩む娘を繊細に演じています。

インタビュー映像でゼレール監督は、本作のテーマである認知症を「現代において最も悲しい問題です。それに誰もが共感できる問題でもあります。誰だって自分自身を失ってしまうのは怖いでしょう」と表現。アンソニー・ホプキンスの起用について、「老いを表現するのは勇気のいること。アンソニー・ホプキンスのような活力にあふれた俳優が悲痛なプロセスを演じることに魅力を感じました」とコメントしています。

さらに「オリヴィア・コールマンは英国最高の女優だと思うので、彼女の出演を望んでいました」という監督。「観客は彼女を通してストーリーを理解する。ストーリーの中心です。それに彼女はジレンマに陥っています。自分の人生を歩むべきか、あるいは父の世話をするべきか。それが彼女の望む人生ではないとしても」

「映画にしては珍しくキャストは6人だけ」という本作。「そのうちの何人かは複数の役を演じます。彼らを繰り返し違う役で登場させるのは、戸惑いの感覚を表現するため。またそうすることで観客を戸惑わせることもできます」

観客に向けて「認知症の症状の一部を自分で経験しているような立場で、自分事として見てほしい。ストーリーは迷路のようなもので、観客はその中にいて出口を探さなければなりません」とメッセージを添えています。

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『ファーザー』(原題:The Father)

監督/フロリアン・ゼレール
脚本/クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール
原作/フロリアン・ゼレール
出演/アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、ルーファス・シーウェル、オリヴィア・ウィリアムズ
2020/イギリス・フランス/英語/97分/カラー/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:松浦美奈

日本公開/2021年5月14日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他 全国ロードショー
配給/ショウゲート
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