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2021.04.19 12:00

『ブラックバード 家族が家族であるうちに』日本版予告&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

スーザン・サランドン&ケイト・ウィンスレット初共演『ブラックバード 家族が家族であるうちに』の日本版予告とポスタービジュアルが解禁されました。

リリー(スーザン・サランドン)はある週末の朝、夫のポール(サム・ニール)と暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー(ケイト・ウィンスレット)、アンナ(ミア・ワシコウスカ)とその家族たち、リリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズ(リンゼイ・ダンカン)を集めます。それはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、安楽死を選択したリリーが“家族が家族であるうちに”過ごすために、自らが用意した最後の時間でした。「私は満足だし、幸せ」「愛する男がいて、誇りに思う2人の娘もいる」──自らの意思で人生の閉じ方を決めたことは決して不幸ではなく、幸福な人生であったことを伝えるリリーでしたが、もちろん全員がその決意に心から同意できているわけではありません。

安楽死を決意した母の前で、次々と明かされるこれまで各々が隠し通してきた本音と秘密。愛する人の“死”が目前に迫ったことで、否応なしに自分にとっての“真実”“愛と人生”についても向き合わざるを得なくなった家族と友人たちは、その葛藤を通して、ようやく「母が残した愛の結末」の意味を理解することに。リリー、そしてその命をかけて伝えようとした彼女の想いを受け取った人々の愛するがゆえの、それぞれの複雑に交錯する想いを切り取った予告となっています。

『ペレ』(87年)や『マンデラの名もなき看守』(07年)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレントハート』(14・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープがアメリカ映画として脚色し、新たな物語として紡ぎ出した本作。

監督を務めたのは、『ノッティングヒルの恋人』(99年)や『恋とニュースのつくり方』(10年)などで手腕を発揮したロジャー・ミッシェル。極限の選択に立たされる家族の心象風景にリアリティを持たせるために、彼は、通常ではなかなか行えない映画の大半を順撮りするという方法を選択。結果、5週間におよぶ撮影が開始することになりましたが、「キャストの集中力、映画やお互いに対する意気込みに思ったよりも大きな影響が生まれたんだ」とそのこだわりを話し、見事な人間ドラマへと昇華させています。

主人公リリーを『デッドマン・ウォーキング』(95年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドン。長女のジェニファーには『タイタニック』(97年)で世界的にその名を知らしめ、『愛を読むひと』(08年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ウィンスレットが演じ、二大オスカー女優の初共演が実現しました。

脇を固める豪華俳優陣も要注目。次女アンナには『アリス・イン・ワンダーランド』(10年)のアリス役に大抜擢されたミア・ワシコウスカ。リリーの夫ポール役に『ジュラシック・パークⅢ』(01年)などで活躍するサム・ニールが演じ、死を覚悟した母のもとに集い、戸惑いながらも目を逸らさず真実の愛情を捧ごうともがく難役を見事演じ切りました。

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『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(原題:Blackbird)

監督/ロジャー・ミッシェル 
脚本/クリスチャン・トープ
出演/スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンゼイ・ダンカン、レイン・ウィルソン、ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019年/アメリカ、イギリス/英語/97分/スコープサイズ/5.1ch/原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子/PG12

日本公開/6月11日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
配給/プレシディオ、彩プロ
公式サイト
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