Column

2021.04.11 15:00

【単独インタビュー】若葉竜也が初主演作『街の上で』に見る今泉力哉映画の純度

  • Atsuko Tatsuta

『愛がなんだ』『his』『あの頃。』など話題作を続けざまに発表し注目される今泉力哉監督の『街の上で』は、“カルチャーの街”下北沢を舞台に、古着屋で働く青年・荒川青を巡る恋と友情の群像劇です。

下北沢の古着屋で働いている荒川青(若葉竜也)は、ある日、偶然出会った美大に通う女性監督から、彼女が自主制作する映画への出演を依頼される。浮足立った青は、こっそりと練習し、撮影に出かけるが──。

新時代の恋愛映画の旗手といわれている今泉監督が、共同脚本家に漫画家・大橋裕之を迎えたオリジナル脚本による新作は、低予算映画ながら“今泉映画の最高傑作”と言えるほどの映画的な輝きに満ちています。

主人公・荒川青を演じるのは、『愛がなんだ』のナカハラ役で注目を集めた若葉竜也。青の元恋人である雪役に『少女邂逅』の穂志もえか、青が通う古本屋の店員役に『十二人の死にたい子どもたち』の古川琴音、美大に通う映画監督役に『お嬢ちゃん』の萩原みのり、映画の衣装スタッフに役に新星・中田青渚。また、『愛がなんだ』の成田凌が重要な役どころで友情出演しています。

『街の上で』の公開に先立ち、本作で映画初主演を果たした若葉竜也がFan’s Voiceの単独インタビューに応じてくれました。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──監督にもお伝えしたのですが、『街の上で』は低予算ながら今泉作品の最高傑作じゃないかと思うんですが。
僕もそう思っています。

──『愛がなんだ』で今泉監督とお知り合いになったのが本作出演のきっかけだそうですが、どういう風にお話が来たんですか?
『愛がなんだ』の公開の時、今泉さんとのトークイベントが新宿であって、そこに向かう車の中でマネージャーから、今泉さんが次に撮る映画のオファーをいただいているんだけどと言って、ペラ5枚くらいのプロットを見せてもらったのが始まりでした。シモキタを舞台に今泉さんが映画を撮るらしいというのは大分前から知っていて、“誰が出るんだろう、楽しみだな”と完全に他人ごとで考えてたんですけど、そうしたらオファーをいただいて。面白そうだし、“今泉さんだったら”とマネージャーに返事しました。僕はペラ5枚(のシノプシス)とかで仕事を決めることはあまりなく、ある程度の枠組みというか、第2稿くらいでもいいから台本は読みたいとお話させてもらうんですけど、今泉さんの作品はほぼ全部観ていて、温度感というか、体温が僕と近いなという感じがすごくしていたので、今回は直感で。

──今泉作品の魅力とは?
今泉さんの映画を観て、世界観が変わったり自分の思考がひっくり返ったりすることはないと思うんですよ。けれど、自分を肯定してくれたり、否定してくれたり、なんかこうずっとお守りみたいに持っていられる映画を作ってる人という印象です。そういう作品の作り方がすごく好きで、今泉さんの映画を追いかけていました。『愛がなんだ』に出演させていただいて、その次のタイミングで今泉さん作品で主演できるというのは、すごい大げさに言うと、目標が一個叶ったというか。月並みですけど、ずっと今泉さんと仕事がしたかったので。

──『愛がなんだ』もキャリアの中では大きな作品だったと思いますが、あの時の今泉さんと今回の今泉さんは、演出方法などに違いはありましたか?
いや、一緒だと思いますよ。やってることは、嘘ではない人間を描くということなので。

──今泉監督は、現場ではどのような感じの方なんですか?
誰よりも悩んでいます。誰よりも不安がっているし。でもそれは、どうしたらいいかわからないという悩み方ではなくて、どうやったら面白くなるかという悩み方なので、「いくらでも悩んで」と思ったし、すごく信頼できました。あの悩み方なら何時間でも待ちます。僕は。

──監督が悩む姿を見ても、俳優として不安にはならないんですね?
僕はならないですね。不安になる人もいるでしょうけど(笑)。今泉さんを見て不安になっている人もたくさんいると思うんですよ。だけど今泉さんが考えているところは、多分僕らが考えているところよりももうちょっと先にあったりする──それを感じ取れたので、僕は全然不安にはならなかったですね。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──今泉監督はどこまで意識的かわからないのですが、ちょっと前までの映画は、成功をしなきゃいけない、達成しなきゃいけないという目的に向かって突き進む主人公が多かったように感じます。今泉さんの映画界にもたらした新しさの一つには、そうじゃない主人公たちの自己肯定感があるというか、こういう生き方もあっていいんだというのを、映画自体が肯定している姿勢があって、それが今の若い世代にも響いているのではと思います。若葉さんは、今泉さんの描かれる世界に感じるのは、共感していますか?
そういう作品のように、主人公がいきなり2時間そこらで急に成長されちゃうと、夢物語というか、そんな人間いないよってどこか思っちゃう。「対岸の火事」というか。僕の作品の選び方もそうですけど、別に(登場人物が)成長するとかしないとかそんなのどうでもよくて、人間模様が丁寧に描写されているものに参加したいと思っているんです。今泉さんは確かに割と成長しない主人公をずっと描き続けている印象があるんですけど、そういうところにもリアリティを感じました。共感というよりもリアリティ。ある種の肯定感もありますけど、今泉さんの映画には否定されるところもある。今泉さんの映画を観ていると、成長したいと思って成長したと思っている人たちなんて実は成長していないんだと否定される瞬間もあるじゃないですか。ちっぽけだよな、自分なんか、っていう。

今泉さんの人間描写って面白いですよね。すごい生々しいし、すごい冷酷なところもある。やっぱり、喜劇なんじゃないですかね、結局。「生きる」という事自体が悲しくて、喜劇な気がします。矛盾してるように聞こえるかもしれませんけど。

──青という主人公に関して、今回オリジナルストーリーということもあり、今泉監督が自己投影されている部分があるという印象を受けましたが、若葉さんから見てどうですか?
僕もそれはちょっと感じましたね。青のダメさというか滑稽さみたいなのは今泉さんに近いなと、近くで見ていて思うところもあったし。今泉さんは「若葉と俺は似てる」とよく言っていて…僕はそんなことないと思っていますが、そのダメな監督とダメな役者が組んだから、ちょっと面白い映画が出来たのかもしれません(笑)。

──若葉さんは、今泉監督とは似ていないと思っているんですね?
僕は似ていないと思ってるんですけど、今泉さんは似てるって言うんですよね〜。でも、周りからも「似てるよね」って言われますね。

──それは若葉さんとしては嫌なんですね(笑)?
まぁ、ちょっと…。あんなダメじゃないと思うんだけどなあ。

──ご自身と青との共通点はありますか?
そんなにないですよ。ダメだな〜と思って見ているので。

──もうちょっとちゃんとしてるよ、と?
青自身も「もうちょっとちゃんとしてるよ」と思っているんでしょうね、多分(笑)。でも青も、青みたいなやつを見たら、「いや、俺のほうがちゃんとしてるだろ」と言っているんでしょうね、きっと(笑)。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──青という人物が魅力的と感じるのはどのようなところですか?
一言では言えません。どの作品でも、演じる上ではその人物をキャラクター化しないようにしています。この役はこういう奴だからとか、こんな人間だからこういうことは言うとか言わないとか、決め付けたくありません。人間て、もっと複雑だと思うので。役が破綻してると言われかねないですけど、でも人間なんてそんなもんでしょと思っています。今こうして取材を受けている僕も、俳優の仮面をかぶってかっこつけて喋っているけど、家に帰って洗い物をしている時は、全然違う顔をしている。親、友達、恋人、それぞれ微妙に違う話し方をしている様な気がします。それが人間の面白さでもあると思うので。だから一言では言えないんです。というか役の人物像を掴んだ瞬間なんて経験した事がありません。

──青を取り巻く女性たちがあまりにもリアルで面白かったです。
四者四様で面白かったですね。それぞれ本当に個性の塊というか、女優としてもみんなジャンルの違う人だったので、その人たちが毎日入れ代わり立ち代わり現場に入ってきて、すごく良い刺激になった感じがします。

──撮影は何日くらいで?
11日ぐらいですかね。

──では11日ぐらいだけ青として生きていたという感じなのですか?
いや、そんなこともなくて。別に僕は特別な役作りをしたり、プライベートでも役が抜けない!みたいなの、一度もありません。11日間青として生きた!みたいな俳優のカッコイイ感じのではなく、むしろ、生活の中にこの仕事が紛れ込んでいただけという感じですね。

──それでこんな傑作ができちゃうって、すごいですよね。
変に芝居のアプローチとか、芝居の矜持とか、脚本を読み込んで役者のナルシズムたっぷりに役を作り込んだりしていたら、もしかしたらこういう作品にはならなかったんじゃないかなと思いますけどね。

──その短い撮影期間中で、一番楽しかったことは?
楽しかったことなんてないですよ(笑)。別に楽しいな〜と思いながら作品に参加していることも基本的にないので。ずっとフラフラでした(笑)。

──その理由は…?
寝不足だったから(笑)。スケジュールが本当に大変だったので。スタッフもみんな、(中田青渚演じる)イハの家の設定だったアパートに寝泊まりしてたんです。朝そこに行くと、スタッフが歯磨きをしていたり、今泉さんが布団から起き上がるところから見ていました。一般的な俳優、映画作りのスタッフたちとはまたちょっと違うというか、「おはよう」って来て、「おやすみ〜」って帰るだけ。だから、「眠いな〜」とか、「今日もいっぱいセリフあるな〜」とか、それぐらいの感じでやってました。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──小さな劇場も多く、俳優さんたちに馴染みのある下北沢が舞台ですが、若葉さんは下北沢という街に対する思い入れはありますか?
いや、ないんですよね、全く。高円寺の方が思い入れがあって、あの辺に住んでたことがあるので、10代の時からしょっちゅう遊びに行っていました。下北沢は実はほとんど訪れたことがなかった街でしたが、近年、本多劇場で舞台をやったりしたので、訪れるようになりました。カルチャーが芽生えている場所というイメージを持ってシモキタに住み着いた人が、ちょっと成功したりとか、反対に挫折して田舎に戻ったりとか、そういう人が訪れてはどこかに消えていく交差点みたいな街という印象はありました。だから、シモキタを歩いていたら本当にこういう人いそうだな、という風に演じたかった。もしかしたら、僕に思い入れがある高円寺でやってたら、もうちょっと熱量高くなっていたかもしれないですね。そうすると、青の人間像も変わってしまっていたと思います。僕があんまり思い入れのないシモキタという街で撮ったからこその温度感というのが、すごい良かったんじゃないですかね。吉と出た感じがしました。

──今泉さんの作品に何本か出られて、その時々で得るものは違ったりしますか?
いや、得るものとかそういう事ではなくて、今泉さんは自主映画の頃からきっとやっていることの本質は変わっていないと思うんです。僕自身もそう簡単に成長しないし、そう簡単には何かを得られないというか。振り返ると、こうなっていたなということあるかも知れないけど、今実感として今泉さんの作品に出たことで見せびらかせる華やかなものはありません。あっても、内緒です(笑)。

──今泉監督の観察眼は鋭く、人物描写やセリフにもリアリティがありますね。これまでの多くの作品は恋愛が軸になっていますが、今泉監督が撮る恋愛映画をどのように見ていますか?また、若葉さんは、恋愛映画自体はよく観られますか?
いろいろ観ていますけど、愛や恋を描いたりする作品って、想いが50:50な映画が多い感じがしています。好き好きと求めあったり、もしくは0:100だったりとかの恋愛映画もありますが。だけど今泉さんの映画は、40:60とか、55:45みたいな、恋をしている人と人の思いが不均一な気がします。前者の様な分かりやすい恋愛映画に対するアンチテーゼ的なものを感じます。やっぱり僕は生々しい、ニオイのするような作品が好きなので、今泉さんの発表する映画は観てしまいますね。

──いわゆるハッピーエンドの成功して終わるようなラブストーリーには、あまり興味を持てない?
違う星の全然違う生き物の話をしてるみたいで…。外国の街が吹っ飛ぶ様なSF映画を観ているような気分になります。登場人物がボロボロ羞恥心がない感じで泣いたりとかされると、「そんなに泣けるって結局強い人だなぁ」って。冷めてしまう。僕はやっぱり涙って恥ずかしいんですよ。顔を背けたり、泣かないように我慢してしまう。本当にムカついても、「あれ、怒り方わからんぞ…」ってなる。美しくぼろぼろ泣けたり、目をひん剥いて怒れたりってドラマや映画以外であんまり見たことないです(笑)。SF的に見えてしまう。個人的にですが。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──若葉さんには、注目の若手俳優としていろいろな作品のオファーが来ると思いますが、出演作を選ぶ基準のようなものはありますか?
監督と脚本は自分の中で選ぶにあたっては第一条件。あと、共演者。ひとつでも面白いなと思うもの、自分の琴線に触れるものがあれば、参加したいなと思います。

──『愛はなんだ』や『あの頃。』はどこがポイントだったのですか?
単純に脚本が面白かったというのと、『愛がなんだ』は今泉さんにすごく興味があったし、ナカハラという人物もすごく好きだったので出演させてもらって。『あの頃。』は、冨永(昌敬)さんという監督が脚本を書いているんですけど、冨永さんも昔から交流があって、すごくリスペクトしてる監督だったので。冨永さんと今泉さんの相性は絶対良いだろうなっていうのもイチ映画ファンとして思ったので、出演したいと。

──冨永さんが脚本と聞いた時、驚きました。
むちゃくちゃ面白いですよね。

──知っている方から見ると、お二人の相性は良さそうなんですか?
相性良いと思いますね。というか今泉さんは、冨永さんの脚本を今泉映画に昇華する力もある。冨永さんは間の切り取り方がすごい滑稽で面白かったりする。僕は、ただ相性が良いだけじゃなくて、ふたりの化学反応というか、1液と2液混ぜたら6液が出来たみたいな、そういう誰も想像しなかった場所にたどり着ける気がしてたので、面白いだろうなと思いました。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──コロナ禍もあり、『街の上で』と『あの頃。』は公開時期が近くなりましたが、同じ今泉監督の作品でもルックスは全く違いますよね。
個人的に、『街の上で』の方が今泉さんの純度が高い気がしますけどね。まあそれはかかってる予算も違うし自由度も違う中でやったこともあるし、今泉さんが好きなように自由気ままに、それで僕もいろんな制約を無視してただ体が動くままに演ったのが『街の上で』。どちらも面白いですけど、やっぱり『街の上で』の方が今泉力哉純度は高い気が僕はします。

──先ほど外国の大作映画の話がちょっとでましたけど、そういうアクション大作みたいものもやりたいという思いはあるのですか?
先程も言ったように、脚本や監督、共演者に興味があれば参加したいなと思います。いまいち自分が乗れなければやらないと思います。大作だろうが、自主だろうが、主演だろうが、1シーンだけだろうが、そんなに関係ありません。

──最近日本人の俳優さんも海外の作品、アジアとかハリウッドに出ていかれる方も増えていますが、ご興味はありますか?
いや、全然ないですね。海外進出とかも全く興味ありません。海外のああいう映画がディズニーランドだとしたら、日本映画って、庭園じゃないけど、寺から観ている景色に近い気がしています。そこを1本の俳優業という中でつなげてしまうと、どっちもブレる気がするので。もしディズニーランドに興味が出たら行くだろうし、今現時点では、僕は寺から景色を眺めてる方が好きかなという感じです(笑)。

Photo: Kisshomaru Shimamura

──ご自身が出演していない映画はどんな風にご覧になっているのですか?話題作を観るとか、監督で選ぶとか。
割と話題になってるものも観るし、大作も観るし、単館も観るし、自主映画も観るんで、割と雑食ですね。

──お休みの時は映画館に行きます?
映画館ですね、基本は。好きな映画はDVDで観たりもしますけど。もう公開していないものとか。でも新作は試写とかではなく、基本的にチケットを買って映画館で観たいんです。映画館に行かない俳優の「映画館に観に来てください!」って誰が信用できるんだ、とも思いますし(笑)。

──この1年くらいで気に入っている映画はなんですか?
もちろんいっぱいありますけど…、『街の上で』ですかね(笑)。(自分が)主演だからとかではなくて、僕、あんまりこういうこと言わないんですけど、自信作なんですよね。割と。『街の上で』は、近年で相当面白いと思います。個人的にですけどね。「全然面白くない」「えっ、なんなのこれ」「なにダラダラ喋ってんの」と言う人ももちろんいると思うけど、まあ別にそれはそれでいい。

──他の作品を見て、あ、これはやられたな!とか思う作品もありますか?
舞台なら赤堀雅秋さん作・演出の『白昼夢』(21年)。本当に本当に素晴らしくて、胸が締め付けられました。個人的に大好きな映画は、田口トモロヲ監督の『アイデン&ティティ』(03年)、阪本順治監督の『顔』(00年)、イ・チャンドン監督の『オアシス』(02年)、山下敦弘監督の『リアリズムの宿』(04年)などは、やっぱりちょっとびっくりしたというか、シンプルにただの大ファンです。

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『街の上で』(英題:Over the Town)

下北沢の古着屋で働いている荒川⻘(あお)。⻘は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな⻘の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのか わからない数日間、またその過程で⻘が出会う女性たちを描いた物語。

監督/今泉力哉
脚本/今泉力哉、大橋裕之
出演/若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、成田凌(友情出演)
音楽/入江陽
主題歌/ラッキーオールドサン「街の人」(NEW FOLK/Mastard Records)
プロデューサー/髭野純、諸田創
制作プロダクション/コギトワークス
特別協力/下北沢映画祭実行委員会、下北沢商店連合会
製作幹事/アミューズ
2019/日本/カラー/130分/ヨーロピアン・ビスタ/モノラル

日本公開/2021年4月9日(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
製作・配給/「街の上で」フィルムパートナーズ
配給協力/SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト
©「街の上で」フィルムパートナーズ