『ミナリ』スティーヴン・ユァン&ハン・イェリのインタビュー映像が到着!
- Fan's Voice Staff
『ムーンライト』や『レディ・バード』など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、ブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだ『ミナリ』で夫婦役を演じたスティーヴン・ユァンとハン・イェリのインタビュー映像が到着しました。
自身が演じたキャラクターに「共感した」と語る二人。夢のために家族を強引に引っ張っていこうとする夫・ジェイコブについてユァンは、「子どもを育てないといけないし、将来に対する不安も感じる。自分が築いた家族に対して何ができるんだろうという疑問も。男性は、恐れてはいけないとか、恐れていることを見せてはいけないというプレッシャーを感じることがよくある。だから内側に抱え込んでしまって、一方的に決断をしてしまったりする」とコメント。「強くあらねばならぬ」という観念に縛られ弱音を吐けない夫としての、そしてジェイコブと同じく、2人の子どもを持つ父親としての葛藤を語りました。
イェリは初めて脚本を読んだ時に、「誰もが一度は経験したことのある、人生のエピソードがふんだんに盛り込まれている」ところに注目。自身が演じた妻・モニカを「何事も不器用で、とても寂しがり屋」と表現しながらも、「仕事を始めて、少しずつ社会的に力を持つような女性に変わっていきます。それに母親ですから、家族を守らなければいけないという使命感も持っている女性です」と、慣れない土地で家族のためにたくましく成長していくモニカの強さをアピールしました。
アジア系アメリカ人俳優としてハリウッドで活躍するユァンは、その経験がジェイコブというキャラクターを理解するのに役立ったよう。移民に限らず、「誰しもが“文化と文化の間にある独特な溝”にいる可能性がある」ことを指摘。「この映画を観て、人と自分が同じだってことを感じてほしい。他の人とのつながりを感じてほしい」と、奇しくもコロナ禍で孤独を感じやすくなった現代を勇気づけるメッセージを送りました。
イェリも少しはにかんだ表情を見せながら、「『ミナリ』は愛の映画です。テーマは愛です」と断言。最後には指でハートを作る”きゅんです”ポーズも披露し、二人の魅力が満載のインタビュー映像を締めくくっています。
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『ミナリ』(原題:Minari)
脚本&監督/リー・アイザック・チョン
出演/スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ ほか
全米公開:2021年2月12日/上映時間:116分
日本公開/2021年3月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
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