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2021.02.05 12:00

『僕が跳びはねる理由』日本版予告編&新場面写真6点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

自閉症者の内面の感情や思考、記憶を分かりやすい言葉で伝えた内容が大きな注目と感動を呼んだ世界的ベストセラーをもとにしたドキュメンタリー映画『僕が跳びはねる理由』の日本版予告編と新場面写真6点が解禁されました。

「自閉症と呼ばれる彼らの世界が“普通”と言われる人たちと、どのように異なって映っているのか?」を世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通して追い、そして「自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるか」を斬新な映像表現や音響効果を駆使し、彼らが見て・感じている世界をあたかも疑似体験しているかのように体感できる本作。2005年当時わずか13歳だった日本人少年が紡いだ言葉が海を越え、今もなお世界中の自閉症者やその親たちに希望を与え続け、また”普通“と言われる人たちにも新しい気付きを与えてくれる作品です。

予告映像のナレーションを担当したのは、『鬼滅の刃』時透無一郎役などで知られる人気声優の河西健吾。「とても素敵な予告編です。ぜひ皆さんにご覧頂けたらと思います!」とコメントを寄せています。

『僕が跳びはねる理由』は、第36回サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドキュメンタリーコンペティション部門で観客賞を受賞、同年2020年に開催されたバンクーバー国際映画祭では長編インターナショナルドキュメンタリー部門観客賞&インパクト大賞をダブル受賞。「五感を刺激され自閉症者の世界を体感できる」(Backseat Mafia)、「斬新で見事なカメラワーク」(Screen Mayhem)、「感情に突き刺さるような美しさ!」(Variety)、「驚異的な作品!」(The Hollywood Reporte)など、多数の海外メディアから絶賛の声が到着し、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは98% フレッシュという高評価を獲得しています(2月5日時点)。

なお、東田直樹による原作「自閉症の僕が跳びはねる理由」(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)を英訳したのは、トム・ハンクス、ハル・ベリー主演の映画『クラウド・アトラス』(12年)の原作などで知られるイギリスのベストセラー作家デイヴィッド・ミッチェルとその妻ケイコ・ヨシダ。

日本に滞在していた経験もあるデイヴィッド・ミッチェルは自らも自閉症の息子を育てており、対応に困り果てていた我が子の行動に対する疑問の答えをこの書籍の中に見つけ、「世界中の自閉症の子を持つ親にもこの本を読んで欲しい・伝えたい」という願いから翻訳し、「The Reason I Jump」として2013年に出版。世界30か国以上で117万部を超えるベストセラーとなり、この英語版書籍が、本作にも出演しているジョスの両親(プロデューサーを務めるジェレミー・ディアとスティーヴィー・リー)の目にとまったことで、映画が誕生しました。

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『僕が跳びはねる理由』(原題:The Reason I Jump)

原作/東田直樹「自閉症の僕が跳びはねる理由」(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)
翻訳原作/「The Reason I Jump」(翻訳:デイヴィッド・ミッチェル、ケイコ・ヨシダ)
監督/ジェリー・ロスウェル
プロデューサー/ジェレミー・ディア、スティーヴィー・リー、アル・モロー
2020年/イギリス/82分/シネスコ/5.1ch/字幕翻訳:高内朝子/字幕監修:山登敬之

日本公開/2021年4月2日(金)角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国順次公開
配給/KADOKAWA
公式サイト
©2020 The Reason I Jump Limited, Vulcan Productions, Inc., The British Film Institute