『旅立つ息子へ』日本版本予告&ポスター解禁!著名人11名より称賛コメントが到着
- Fan's Voice Staff
ニル・ベルグマン監督による実話をもとにした親子の愛情物語『旅立つ息子へ』の日本版本予告とポスターが解禁!著名人11名より称賛コメントが到着しました。
予告は、父子の逃避行の幕開けのシーンから始まります。愛する息子ウリ(ノアム・インベル)を育てることに、父親のアハロン(シャイ・アヴィヴィ)は人生の全てを捧げてきましたが、息子の将来を心配した別居中の妻は、ウリが成人になるのを機に全寮制の特別支援施設への入所を決めてしまいます。ずっと父親と生きてきたウリは、突然告げられた別れにパニック。迷った挙句アハロンは、「息子は自分が守りぬく」と決意し、二人きりの予期せぬ逃避行が始まります。すべてを言葉にしなくても、心で通じ合い、深い親子の絆で結びついてきた二人。旅の終わりにアハロンが下した決断とは──。別れとはじまりを紡ぐ、爽やかな親子の旅立ちを感じさせる予告となっています。
監督は、母国イスラエルを舞台に、繊細に揺れ動く家族の姿を描き続けてきた巨匠ニル・ベルグマン。父親を失った家族の再生を描いた『ブロークン・ウィング』(02年)で長編デビューし、第15回東京国際映画祭でグランプリを受賞。続く2作目の『僕の心の奥の文法』(10年)では、大人になることを拒んだ少年の姿を通し、戦争が迫るイスラエル国家や大人への抵抗をユーモアを交えて描き、同映画祭で再びグランプリを受賞。東京国際映画祭史上初にして唯一の二度のグランプリ受賞の快挙を果たしました。
息子ウリ役を演じた気鋭の新人ノアム・インベルは、オーディションでこの役を勝ち取り、そのリアリティ溢れる天才的な演技は『ギルバート・グレイプ』のレオナルド・ディカプリオの再来を彷彿させると世界中で評判に。実際に、インベルの父親は自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と一緒に育った経験が、キャラクターへの深い理解に繋がっているといい、まるで役作りとは思えないほど自然な姿で、その複雑なキャラクターを体現しました。
父親アハロン役のシャイ・アヴィヴィは『喪が明ける日に』(16年)などに出演したイスラエルで活躍するベテラン俳優。息子への想いを全身で表現しました。
『旅立つ息子へ』は第73回カンヌ国際映画祭(2020年)のオフィシャル・セレクションに選出。「国境を超えてどの国の親でも共感できる作品」「本当に“染みる”という体験」と称賛され、イスラエル・アカデミー賞では監督賞など4部門で受賞しています。
以下、本作を一足先に鑑賞した著名人より称賛のコメントが到着しています(敬称略・順不同)。
関根勤(タレント)
父親の深い愛情に感動した!
観終わった後、暫く椅子から立ち上がれなかった!
滝藤賢一(俳優)
『クレイマー、クレイマー』『マリッジ・ストーリー』を彷彿とさせる映画『旅立つ息子へ』。
誰しも訪れる人生の岐路。
その選択が正しいかどうかなんてことは、誰にも分からないし誰にも決められない。
1人の少年を通して愛すべき人間の姿が浮き彫りになり、自分が生きる意味を考えてしまった。
照英(俳優)
愛情と切なさの狭間に、涙が止まらなかった。
親として子を信じてあげる勇気!!
その答え合わせが出来た気がする。
子育てのバイブルこの作品にあり!!
谷川俊太郎(詩人)
映画を観たというより、父親のアハロンとともに、私はこの父と子の現実を生きました。きつかったけれど豊かな時間でした。
久米宏
地中海が見事に青い
父親は息子をひたすら愛する 愛し続ける
やがて 息子は青い海に向かって歩き始める
父親と息子 ふたりの俳優が素晴らしい
上映時間94分 これも気持ちが良い
鎌田實(医師・作家)
心の底から温かくなる映画。ドタバタの逃避行が何かを変える。エンディングはジーンとくる。
「よくやった」と必死に生きる2人に思わず拍手。感動、感動!
瀧波ユカリ(漫画家)
自閉症スペクトラムの息子と父の逃避行が、サスペンスよりもスリリングでラブロマンスよりも切ないなんて!そんじょそこらの愛じゃないし、優しいだけの父じゃない。静かな時間の中で予想は何度も裏切られ、そのたび胸が震えた。
荻上チキ(「荻上チキ・Session」パーソナリティ)
文字通りの凸凹コンビによる、長く静かな旅。いずれ親子は、「繋がり方」を見直す時を迎える。痛いほどの喜ばしさ、そして切なさ。
岸田奈美(作家)
わたしの家族にもやってくる、遠いようで近い、不安にまみれた未来。そういう霧が少し晴れました。
障害のある家族と生きる人なら誰もが抱くであろう愛と葛藤、その先に必ずある成長に、強さをもらえた気がします。
おおたとしまさ(育児・教育ジャーナリスト)
子育てとは、子どもにとっての自分の価値を毎日少しずつ減らしていく逆説的な営み。ゆえに、親として最も幸せな瞬間は、親として最も寂しい瞬間にやってくる。すべての子煩悩な親に見てほしい、子育ての「幸せな逆説」が凝縮された作品。
ダースレイダー(ラッパー)
イスラエル映画『旅立つ息子へ』これは素晴らしい作品です。
人は成長するし、それはすぐには目に見えないかもしれないし実は見ようとしてない時もある。
それでも僅かな変化が心を震わし、人に気づきを与える。
ある意味″そして父になる″映画だと思いました!(Twitterより)
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『旅立つ息子へ』(原題:Here We Are)
売れっ子のグラフィックデザイナーを引退したアハロン(シャイ・アヴィヴィ)は、二十歳になるひとり息子のウリ(ノアム・インベル)と田舎町でのんびりと2人暮らししている。実はウリは自閉症スペクトラムを抱えていて、アハロンが24時間、世話してきたのだ。しかし、別居中の妻、タマラ(スマダル・ヴォルフマン)は将来を心配して、全寮制の特別支援施設への入所を決める。定収入のないアハロンは養育不適合と判断され、行政の決定に従うしかなかった。入所の日。ウリは大好きな父との別れにパニックを起こしてしまう。アハロンは決意した。「息子は自分が守る」こうして2人の逃避行が始まった。
監督/ニル・ベルグマン
脚本/ダナ・イディシス
出演/シャイ・アヴィヴィ、ノアム・インベル、スマダル・ヴォルフマン
2020年/イスラエル・イタリア/ヘブライ語/94分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/日本語字幕:原田りえ
日本公開/2021年3月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
配給/ロングライド
公式サイト
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