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2021.02.03 17:00

『ミナリ』スティーヴン・ユァンの新場面写真4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『ムーンライト』や『レディ・バード』など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、ブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだ『ミナリ』の、スティーヴン・ユァン演じる主人公ジェイコブの新場面写真4点が解禁されました。

1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く本作。

場面写真では、ジェイコブ(スティーヴン・ユァン)がアーカンソーの荒れた土地を前に少年のように目を輝かせている表情や、農作業へ打ち込む姿などが写し出されています。タイトルの『ミナリ』とは、韓国語で香味野菜のセリ(芹)のこと。たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいと言われていることから、子ども世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められています。優しい眼差しで息子を見つめる写真からは、「子どもたちに成功する姿を見せてやりたい」と願うジェイコブの熱い想いが溢れ出すかのようです。

大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のグレン役で人気を博し、第71回カンヌ国際映画祭で絶賛された『バーニング 劇場版』では、物語のカギを握る謎の男・ベンを怪演したユァン。その確かな演技力は本作でも健在で、強引なやり方に反対する妻との衝突や予期しない困難が降り注ぐ中、農園を作る夢の実現のために揺るぎない意志をみせるジェイコブを、泥臭くも人間味たっぷりと演じています。

サンダンス映画祭でのグランプリ・観客賞受賞を皮切りに、ナショナルボード・オブ・レビューで作品トップ10に選出、助演女優賞とオリジナル脚本賞受賞など、各国の映画祭にて早くも138ノミネート、50受賞(TOP10選出含む/2月1日現在)を記録している本作。現地時間2月3日(水)に発表されるゴールデン・グローブ賞では作品賞の対象外となったことに疑問の声が多く上がるほど、数多くの人の共感を呼んでおり、アカデミー賞有力作として期待されています。

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『ミナリ』(原題:Minari)

1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。

脚本&監督/リー・アイザック・チョン
出演/スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ ほか
全米公開:2021年2月12日/上映時間:116分 

日本公開/2021年3月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24