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2021.02.02 8:00

スティーヴン・ユァン主演『ミナリ』日本版予告編&ポスターが解禁!

  • Fan's Voice Staff

『ムーンライト』や『レディ・バード』など作家性の強い作品で今やオスカーの常連となったA24と、ブラッド・ピット率いるPLAN Bがタッグを組んだ『ミナリ』の日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く本作。予告映像は、一家がアーカンソー州に移住してくるシーンから始まります。農業で成功したいと夢見て広大な土地を買った父親のジェイコブ(スティーヴン・ユァン)。雑草だらけの荒野、打ち捨てられたようなトレーラーハウスを自慢げに披露するその満足げな笑みとは対照的に、母親モニカ(ハン・イェリ)は不安と不満顔を見せ、病院もない土地での生活を勝手に決めてしまった夫に納得いかない様子。明るくも不思議なトーンの音楽と、白人ばかりの教会で一家の居心地の悪そうな様子が、新生活への不安と期待が混ざり合う彼らの複雑な気持ちを演出しています。

一方、子どもたちの関心は、一緒に住むことになった祖母(ユン・ヨジョン)について。文字も読めず、毒舌家で破天荒な祖母に戸惑う姉弟。ところが、「雑草みたいに強い」と祖母が教えてくれた“ミナリ(セリ)”を通じて絆を深めていく繊細な描写が予告映像からも垣間見え、A24ならではの“豊かなドラマ性”に期待が高まります。

「子どもたちに成功した姿を見せてやりたい」と願うジェイコブと、子どもたちの安全な暮らしを願うモニカ。激しくもぶつかり合いながらも、家族として逞しく成長していく様子から一転、禍々しい炎をあげて暗闇に燃えあがる小屋のカットで終わる映像。一体、彼らに何が起こったのか──?

父親・ジェイコブ役には『バーニング 劇場版』「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン。監督は、米国有力映画メディア「インディワイア」で2020年に「今年最高の監督10人」に、デヴィッド・フィンチャーやスパイク・リーらと共に選ばれたリー・アイザック・チョン。新海誠監督の『君の名は。』のハリウッド実写版の監督として抜擢された大注目の新鋭です。

アメリカンドリームを胸に逞しく生きる家族の物語は、サンダンス映画祭をはじめ世界の映画祭で<観客賞>を総なめに。評論家からも「監督のパーソナルな物語が大きな感動と共感を与えている」と大絶賛され、米映画批評サイトRotten Tomatoesでは99%フレッシュを記録(2月2日現在)。ハリウッド・レポーター誌、ヴァラエティ誌ほか有力誌もこぞってアカデミー賞有力作品として名を挙げています。

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『ミナリ』(原題:Minari)

1980年代、農業で成功することを夢みる韓国系移民のジェイコブは、アメリカはアーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと心臓に病を持つが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる──。

脚本&監督/リー・アイザック・チョン
出演/スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、スコット・ヘイズ ほか
全米公開:2021年2月12日/上映時間:116分 

日本公開/2021年3月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
配給/ギャガ
公式サイト
Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24