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2020.12.24 18:00

ジェシー・アイゼンバーグ主演『ビバリウム』2021年3月12日公開決定!日本版予告編&ポスターが解禁

  • Fan's Voice Staff

ジェシー・アイゼンバーグ主演の極限のラビリンス・スリラー『ビバリウム』の公開日が2021年3月12日(金)に決定!日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

夢のマイホームを探すトム(ジェシー・アイゼンバーグ)とジェマ(イモージェン・プーツ)は、不動産業者マーティンの案内で早速物件を見学することにしましたが、この選択が”悪”夢の始まりに。”Yonder”(ヨンダー)と呼ばれる住宅街には、全く同じ姿かたちの家が並んでおり、人の気配もありません。“9番”宅へ案内された二人は、家は気に入ったもののマーティンを気味悪がり、帰ろうとします。ところが、いくら進んでも9番の家に戻って来てしまい、トムが家の屋根に上り街を見下ろすと、同じ家と同じ景色が無限に広がっているのでした。

そしてある日、突如送られてきた段ボールには生後間もない赤ん坊が。「育てれば解放される」というメッセージのとおり、二人の“強制育児”が始まります。異様なスピードで成長する少年は、不気味な映像が流れるテレビを凝視したり、急に奇声を発したりと奇行が目立つように。なんとかこの住宅街から抜け出したい二人は、穴を掘る、家を燃やす、終いには屋根から「HELP」を求めると試行錯誤しますが、この住宅街はいつも静けさに包まれています。次第に精神が崩壊し狂っていくトムとジェマ。”Yonder”に隠された秘密とは?いったい誰が、何のために──?

カップルを演じるのは、『ソーシャル・ネットワーク』『グランド・イリュージョン』主演のジェシー・アイゼンバーグと、『マイ・ファニー・レディ』『グリーンルーム』などに出演した注目女優イモージェン・プーツ。住宅地から出られなくなったうえに、誰の子かわからない赤ん坊を育てることになってしまうカップルの、精神が崩壊していく様を見事に演じきりました。特にジェマを演じたプーツの“母なる狂気”は世界から賞賛を受け、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞しました。

監督は、ある女が次第にキツネに魅了される短編ホラー『Foxes』(未)や、初長編作品『Without Name』(未)で注目を集める新鋭ロルカン・フィネガン。

第72回カンヌ国際映画祭の批評家週間でワールドプレミアされた本作は、そのチャレンジングなテーマが評価され、新たなクリエイター発掘を奨励しフランスでの長編映画配給のサポートを受けられる「ギャン・ファンデーション賞」を受賞。海外メディアは、想像を超えた内容に騒然とするも、「鮮明な視覚と独創性に感銘を受けた」(The Playlist)、「エレガントな脚本」(Irish Times)と高く評価しました。

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『ビバリウム』(原題:Vivarium)

新居を探すトム(アイゼンバーグ)とジェマ(プーツ)は、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が並ぶ住宅地<Yonder>を紹介される。内見を終え帰ろうとすると、ついさっきまで案内していた不動産屋が見当たらない。不安に思った二人は、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。二人はこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ──。そこへ送られてきた一つの段ボール。中には誰の子かわからないうまれたばかりの赤ん坊。果たして二人はこの住宅地から出ることができるのか?不動産屋の狙いはいったい何なのか──?

監督/ロルカン・フィネガン
脚本/ギャレット・シャンリー
出演/ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ、ジョナサン・アリス ほか
2019/ベルギー・デンマーク・アイルランド/英語/98分/シネマスコープ

日本公開/2021年3月12日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国公開
提供/パルコ、オディティ・ピクチャーズ、竹書房
配給/パルコ
© Fantastic Films Ltd/Frakas Productions SPRL/Pingpong Film