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2020.12.19 11:00

【独占映像】キアヌ・リーブス&アレックス・ウィンター『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』インタビュー動画

  • Fan's Voice Staff

12月18日(金)に待望のシリーズ最新作が公開された『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』の主演を務めたキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンターの最新インタビュー動画が到着しました。

シリーズ第3作目にあたる『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』では、滅亡の危機に瀕した世界を音楽で救うため、主人公のビルとテッドと2人の娘たちが、歴史上最強のバンドを結成しようと、ジミ・ヘンドリックスやモーツァルトといった歴史に名を残すミュージシャンたちが招集するべくタイムマシンで時空を駆け巡ります。

1989年に公開されたシリーズ第1作から、30年以上の付き合いとなるリーブスとウィンター。プライベートでも親交が深く、12月上旬に実施されたインタビューでも、二人の息のあった様相が伺えます。インタビューにはそれぞれ自宅よりオンラインで参加。リーブスは『マトリックス 4』(原題)の撮影からLAの自宅に戻ったばかりとこのことでした。

──タイムトラベルができるとしたら、どこに行きたいですか?
ウィンター 難しい質問だな…。僕だったら数年先にタイムトラベルするかもね。先に進みたい。

リーブス 未来に行くの?

ウィンター そんなに先じゃなくていい。1年後ぐらいで十分(笑)。今のクレイジーな状況から抜け出して、普通の生活を取り戻せたら嬉しい。

リーブス うーん、アレックスが未来なら僕は過去にしよう。人類が歩んできた歴史において、世界には数々の謎が存在する。多くが解明されていないけど……その答えは探しに行かない(笑)!

ウィンター (笑)

リーブス 解明しないよ。少し自己中心的かもしれないけど、役者としてやっぱり興味があるのは、”ウィリアム・シェイクスピアは何者だったのか”ということ。

ウィンター 謎に満ちた人物だね。

リーブス 彼の時代に行きたい。他にも候補はあるけど、それが僕の答え。

ウィンター もしシェイクスピアが全く謎めいていない人物だったらガッカリする?(当時のシェイクスピアになりきったような話し方で)「どうも!」「僕にご用かな?」って普通に言ってくる人だったら?

リーブス (シェイクスピアに話しかける様子で)「聞いてください。未来の人はあなたのことを好き勝手に想像していますよ」。

リーブス (シェイクスピアの反応として)「それは本当か。何てこった」

ウィンター 「そうか」

リーブス 「戯曲の題材に使えそうだ」

ウィンター (笑)

──今この作品を通して伝えたい言葉は?
リーブス いつも言っていることさ。大雑把で具体性には欠けるかもしれないけど、それは捉え方次第。世界中の人は今多くの困難と向き合っているはず。個人や家族の問題に加え、コロナ禍という状況もある。そういう人々にぜひ伝えたいメッセージは……

ウィンター ”互いにエクセレントであれ”

リーブス ”パッといこうぜ”。

ウィンター 僕たちが思いついた言葉ではないけど、この愛と思いやりとパワーが感じられる言葉をこうして届けられるのはすごく光栄だよ。

リーブス そうだね。

──世界最強のバンドを組むなら、誰に声をかけますか?
リーブス これは大変だ。

ウィンター かなり難しい質問だな……。ジミ・ヘンドリックスとジョン・ボーナム…

リーブス ロックンロールのバンドだね!

ウィンター 当然だろ!

リーブス ジミヘンにジョン・ボーナム……、うーん、あああ(叫び出すリーブス)!

ウィンター ベースはジョン・エントウィッスル。最強のバンドにふさわしいメンバーじゃないとね。

リーブス 1960年代の人ばかりだね。

ウィンター そうなんだよね。その時代から抜け出せないんだ。ジョニ・ミッチェルも挙げようと思ったけど、同じになっていまう。

リーブス ビルとテッドみたいに歴史的人物をメンバーに入れよう。

ウィンター それでいこう。まずはモーツァルトだね(笑)。

リーブス すごい面子だな。ジョン・コルトレーンにも声をかけようか。

ウィンター コルトレーンは呼ばないとダメだね。レジェンドたちを集めるしかないだろう。簡単そうで難しい質問だね。

リーブス 答えられなくてごめん。みんなが考える最強のバンドをぜひ教えてほしい。

ウィンター そうだね。

リーブス そのバンドに演奏して欲しい曲も作ってね。

──老人の特殊メイクはいかがでしたか?
ウィンター ヨボヨボの自分を演じるのは妙な感じだけど、楽しかった。撮影中は自分自身が見えているわけではないから、メイクしていることは忘れるんだ。そしてふと横を見ると年老いたキアヌがいて、正直なところかなりビビったね。でも楽しかったよ。

リーブス そうだね。あれは特殊メイクを担当したケヴィン・イエーガーのおかげだね。アレックスは目にも何かしていたよね。老人の目に見えるようなコンタクトレンズを入れていた。

ウィンター そう。

リーブス 歯は二人とも手を加えていたしね。僕もアレックスと同じ感想だね。自分を見ている時は平気だけど、アレックスを見て結構ビビってた。でもアレックスはハンサムな爺さんだったよ。

ウィンター (笑)。キアヌもね。二人とも元気な爺さんに仕上がっていた。映像で見るまで様子がわからないんだ。あれだけ本格的なメイクで演技をするのは不思議な感じがしたね。

リーブス それが今回のビルとテッドというキャラクターやこの映画自体の面白かったところで、様々なバージョンのビルとテッドに変身できて、もちろん純粋に楽しかったというのもあるし、考えさせられる部分もあった。「僕はどうなるのか?」「僕は何者?」「僕の中に潜むものとは?」といった彼らが経験して感じたことは、誰でも想像することだからね。

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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(原題:Bill & Ted Face the Music)

「ビルとテッドの音楽が将来、世界を救う」──そう予言されていた伝説のロックバンド”ワイルド・スタリオンズ”。曲作りに励み、待ち続けること30年。人気も年月と共に落ち込み、今や応援してくれるのは家族だけ。そんな2人のもとに未来の使者が伝えにきたメッセージは、残された時間が77分25秒しかないという衝撃の事実。このままでは、時空はゆがみ、世界は消滅してしまう。ビルとテッド、そして彼らの娘たちは「世界を救う音楽」を完成させるため、モーツァルトやルイ・アームストログ、ジミ・ヘンドリックスなど、伝説のミュージシャンたちを集めて歴史上最強のバンドを結成しようと、過去へ未来へ時空を駆け巡る!どうなる地球、どうなるビルとテッド!果たして、この世界を<音楽>で救うことはできるのか?

監督/ディーン・パリソット
脚本/エド・ソロモン&クリス・マシスン
出演/キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター、サマラ・ウィービング、ブリジット・ランディ=ペイン、ウィリアム・サドラー ほか
2020年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/91分/G/字幕翻訳:林完治

日本公開/2020年12月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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