Column

2020.12.15 17:30

【単独インタビュー】グラフィック・デザイナー大島依提亜が語る映画ポスターとパンフレットへの思い

  • Atsuko Tatsuta

ポスターやパンフレットをはじめとした映画の宣伝素材を手がけるグラフィック・デザイナーの大島依提亜(おおしま・いであ)氏は、“欲しくなるパンフレット”を世に送り出す仕掛け人として注目を浴びています。

グザヴィエ・ドラン監督『マティアス&マキシム』日本版ポスター

『かもめ食堂』(06年)のカバン型のデザインや、夫婦の1週間を写真で追体験できる『パターソン』(16年)などの、作品内容にも深くコミットしたパンフレットのデザインは、映画ファンの琴線に触れると評判。今年の公開作でも、『ミッドサマー』(19年)や『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(19年)、グザヴィエ・ドラン監督の『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(18年)、『マティアス&マキシム』(19年)など多数の話題作に携わっています。

紙や書体選びに関するこだわりから、ポスター、パンフレットに込める思いまで、Fan’s Voiceの単独インタビューでその制作の裏側を語っていただきました。

──ポスターとパンフレットへのアプローチは連動しているのですか?
アプローチは全然違いますね。映画のポスターは、劇場とか公共のところでこれから観る人・観てもらいたい人のためのもの。クライアント、ひいては不特定多数のお客さんの方を向いて制作するものなので、大勢の前でスピーチするような緊張感を伴います。対して映画のパンフレットはすでに観た人に向けたツールなので、観賞したもの同士が共有する密やかな会話に近く、比較的リラックスしてのびのびできるかもしれません。場合によっては個人的な作品への思いや見解を込めることもあります。映画が始まる前と終わった後の気持ちに似ているかもしれません。

──ポスターでは、個人的な思いは封印する?
というより、ポスターはいろいろな人の意見の上で固まっていくものなので。ポスターやチラシの制作時は、ひとつのビジュアルだけでプレゼンすることはあまりなく、大抵いくつかのパターンを用意することが多いですね。メインのビジュアルがほぼ固まった時点でも、他の可能性を模索したりもします。

──ポスターは、だいたい何パターンくらい作るんですか?
多いと100近くになる時もあります。あれやこれやみんなで検討した挙句、結局元に戻ったりして(笑)。

アリ・アスター監督『ミッドサマー』日本版ポスター © 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.

──洋画のポスターや題名はオリジナルが一番という見方もありますが、大島さんは日本オリジナルをつくるべきという派ですか?実際に海外の監督にインタビューすると、日本のポスターが一番気に入っていると褒める方も結構いらっしゃいます。
それこそケースバイケースですかね。文化の違いでわかりにくい場合などは大幅に変えますし、本国のポスターがこれ以上ないものだったら基本的にそのまま使います。ただし、日本版にローカライズする際は、日本語の文字はもちろんのこと、欧文文字も細心の注意を払って調整します。本国のイメージそのままにというのは正しいと思うのですが、英語を日本語に置き換えただけで、センスが良いとべた褒めされたりするケースなどを見ると、それって“センス良いって言うの?”と思わなくもないです。

メインビジュアルを考える時は、本編を何度も観る

──幅広い世代の観客から支持され、結果的にロングランヒットしたジム・ジャームッシュの『パターソン』は、「毎日が新しい」というキャッチコピーと、3枚のスチール写真を使った日本オリジナルポスターが好評でした。海外版よりも良いという声も結構聞きました。
メインビジュアルを考えるときは映画本編を何度も観ますが、意外と表層的なものを拾うことも多いです。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』の時は、海外版ビジュアルを使っていますが、欧文のロゴはあえて変えました。タイトルを緑色の手書き文字にしたのは、劇中の緑のペンで手紙のやりとりをするシークエンスが重要なモチーフになるので、日本版でより深く物語の特徴を掘り下げました。

グザヴィエ・ドラン監督『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』日本版ポスター ©THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.

──『マティアス&マキシム』のポスターも、『パターソン』のように複数の写真を組み合わせて構成していますね。
『マティアス&マキシム』に関しては、物語の芯の部分をビジュアル化できてよかったと思っています。もっと言えば、パンフレットを作る時のような気持ちでポスターも作れたかなと思っていて、すごく気に入っています、一見わからないかもしれないですけど。(画家の)ヒグチユウコさんとのコラボポスターは、さらにパーソナルな視点かもしれない。様々な人の意見を取り入れて、多くの人に伝わるような公共性の高い広告物を作る一方で、今は映画の観客の価値観や発信するメディアの形態も多種多様になってきているので、それぞれ別口でイメージも多様性のあるものを複数作れば良いと思うようになって、自分で納得のいく製作物も探求できますし、仕事は増えますが、ストレスは減ります。

『マティアス&マキシム』ヒグチユウコ描き下ろしコラボアートポスター

──ドランは、脚本・監督だけでなく衣装やカメラも自ら担当したりと、ビジュアルにも強いこだわりがあると思いますが、日本オリジナルポスターに関して承認はスムーズにとれたのですか?
許可がとれないかもしれないという心配はありましたね。オリジナル版は友だちや仲間を意識したビジュアルだったし、当初は、あのキスシーンの画像が本国から送られてきてなかったので、ラブストーリー的な見せ方はダメと言われるかもと思った。でも、あっさり通ったんですよね。

──本国(カナダ)のポスターやワールドプレミアされたカンヌ国際映画祭で上映時のポスターは、「友情」をテーマにした群像劇に見えるビジュアルでしたね。
映画を観れば、友情の物語である事は一目瞭然なのですが、意外にもドランが主題としてはこれまで取り扱ってこなかった恋愛の部分にフォーカスし、(主人公の)二人がソファで座っているキスシーンにしようと思いました。印象的なシーンで、ここから映画が始まるし、赤と青の服の色が作品全体を通して象徴的に使われているので。

『マティアス&マキシム』カンヌ版ポスター

──そういえば、ドラン作品に関しては、以前はあまり観てこなかったとおっしゃっていましたね。
そうなんです。関わった前2作と、『わたしはロランス』や『トム・アット・ザ・ファーム』などしか観ていなかったんです。『マティアス&マキシム』で成熟したという一般的な評価を鵜呑みにしていたのに、過去の長編を今回改めてすべて観たんですが、初期の頃からすでに成熟していたというのがよくわかりました(笑)。ただ、その成熟にさらに磨きがかかるのがドランの恐ろしさところです。

──確かにドランは上手いんです。技術的には老成しているといえるほど。
あれはどこまで計算しているんですかね?

──かなり理知的に作られていますよね。それを小賢しいとまで言ってしまう人もいるわけですが。
ただ、完璧主義者とはいっても、(スタンリー・)キューブリックや(レオス・)カラックスとか、ああいう構造的な計算はあまり見られないですね。

──そこがドランが得しているところかもしれません。彼の作品は、人がよく叫んだりするように、一見エモーショナルに見えるので、テクニックに走り過ぎるという批判はされにくく。

パンフレットはA5サイズ

──映画のパンフレットが面白いと思ったきっかけはありますか?
やはりミニシアターブームの頃の、例えばガーデンシネマのパンフレットの逸脱ぶりは大変興奮しましたが、元々大作映画の大判パンフレットなどに胸をときめかせていた記憶もあるので、元々好きだったのだと思います。まさか自分で手掛けるようになるとは思っていませんでしたが。

左より:『たかが世界の終わり』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』『マティアス&マキシム』パンフレット

──順番としては、ポスターとチラシが出来て、パンフは最後ですよね。どのくらいの期間で仕上げるんですか?
結構時間が無かったりします。公開前なので新聞広告などの最終の宣伝物と並行することもありますし。『ミッドサマー』などは結構というかかなり短期間で仕上げています。

──台割はきっちり作って進めるのですか?
台割というか、掲載する内容の箇条書きを頂いて、こちらで台割を考える場合も多々あります。紙や印刷をページによって変えたりするので、その方がフレキシブルに対応できるので。

──『マティアス&マキシム』は、トレーシングペーパーで2枚の写真を重ねて、さらに赤いトレーシングペーパーを上から被せていますが、この形にしようと思ったのは?
ふたつのシーンを重ねたら面白いんじゃないかというアイディアは、かなり最初の段階から持っていました。赤いトレペを重ねたら良いというのは、後から思いついたんです。(マキシムの頬の)赤いシミが消えるんじゃないかと思って。フランソワ・オゾンの『ふたりの5つの分かれ路』の試写状で、蛇腹状の透明なフィルムを折り畳んで、5つの話を重ねあわせると一枚のコラージュになるように作ったことがあって、それを発展させたようなアイディアですね。

──パンフレットのサイズについては、どのようにお考えですか?
最近はA5で作る場合が多いですね。A5はコンパクトで評判が良いです。ドラン作品は、少なくとも自分でやる限りはサイズを揃えようかなと。A4以上の大きいサイズだと、1ページに対して情報も盛り沢山で、雑誌っぽい雰囲気になる。『スター・ウォーズ』などの大作だとそのサイズ感だけでアガりますが、アートハウス系の映画だと貧相になったりするので避けるかも。『ブックスマート』は久々にB5変形にしました。モチーフがノートなので。

オリヴィア・ワイルド監督『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』パンフレット(モリー版エイミー版

──ドランの前2作品(『たかが世界の終わり』と『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』)のパンフレットは縦のA5版だったところを、今回『マティアス&マキシム』では横のA5版で作っていますね。
本当は最後の方に出てくる巨大なソファの両端に二人が離れて座っているシーンをそのまま横長の見開きの紙面で使いたかったんです。画像的にあまりきれいじゃなかったから、やめちゃったんですけどね。ワイドの画面をあえて真ん中に集中させるという手法は、ドランは『Mommy/マミー』で試していますよね。両端を黒のままトリミングした1対1のアスペクト比を、途中2回のワイド画面に広げるためだけに使用していて、彼の“世界が広がる”という演出なんですけど、僕個人としてはかなり作為性を感じてしまい、その時点ではあまり乗れなかったんです。しかし『マティアス&マキシム』はその経験が存分に生かされていて、狭い構図とワイドの対比がちゃんと機能していて、素晴らしいと思いました。一見普通なんだけど『Mommy/マミー』の構図よりも進化していると思いますね。

『マティアス&マキシム』より

──『マティアス&マキシム』では点透視の構図も多用していましたね。廊下のシーンとか。建物の外から窓越に人を撮っているシーンとかもいくつもあり、そうすると窓枠によって縦の画が切り取られる。ドランは、この映画を『君の名前で僕を呼んで』に影響を受けたと言っていますが、イタリアのヴィラとかは、夏は涼しく、冬は温かくするために石造りで窓が小さい。窓の外から部屋の中にいる人を撮ると、壁が白いフレームとなって縦の構図ができる。同じように窓を使って縦の画を切り取っているのは、あの映画の影響かもしれないですね。
先ほど述べた『Mommy/マミー』の1対1のアスペクト比の発展形ともいえる構図です。確かにグラフィカルな構図なんだけれど、それだけじゃなくて、劇中の情感と呼応していて、単に画を優先させているわけではない。そこは現代的ですよね。

──ドラン映画は、シーンを切り取ってもスチール写真として使えるくらい、構図の完成度が高いですよね。
実は本編の動画を静止画として切り出しても、あまり良い画にはならないんですよ。映画制作の中で、広報物やその後の資料としてのスチールカメラは大事です。ある映画の記憶が実はスチール写真によるものだったりする場合も多々ありますから。アメリカ映画は、コストが安いこともあってカナダで撮ることも多いじゃないですか。だからカナダには良いスチールカメラマンが多い気がする。

余談ですけど、担当した『トイレット』という日本映画はカナダで撮影されたんですけど、ポスタービジュアルも現地で撮ることになり、そのスチールカメラマンのリストにケイトリン・クローネンバーグという名前がありました。もしかして…と思ったら、あのクローネンバーグの娘さんだったんです。その時点で「この人で!」って決めてしまいました。若かったけれど、アメリカのメジャー作品のスチールとかもやっていましたね。それがそのままポスターになってたり。

デザインと映画

──デザインのアイディアは、どういう時に出てくるんですか?
締め切りギリギリに思いつくこともあるし、最初の試写を観た時からひらめくこともあります。『アメリカン・アニマルズ』のパンフレットの、手でちぎったようなビリビリの製本などは試写の時点で決意しました。『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のパンフレットの深い焦げ茶色も、海外のポスタービジュアルを見た時からなんとなく想定していました。焦げ茶は地味な色だけど、その色味に綺羅びやかさが伴った用紙を使えば、映画の世界観にかなり合致するかなと。ただ、表紙に使ったその紙はものすごく高いので無理かなと思いましたが、奇しくもこの紙、その名も“スタードリーム”。使わざるを得ない(笑)。

──『マティアス&マキシム』のデザインで、文字に平体をかけたのはどのような意図が?フォントについてもお話しいただけると。
ちょっと新鮮に見せるために、ゴシックにちょっと平体をかけてます。ただ、作品としてのドランの芸術性を加味すると、新しさを強調しすぎると軽くなってしまいます。明朝とゴシックの平体をバランスを考えて使わないと。欧文書体は最初に決めていたので、その書体との相性も考えます。

ひとつの映画の仕事に挑む場合、相当な数の欧文書体を検討します。これまで購入した欧文フォントの総額を計算したら、相当なものになっていますね。ちょっと病的かもしれない(笑)。今は無料でもたくさんフォント落とせるんですが、なぜかそこから選ぶことはないですね。買って試してなんぼだろうと思っちゃうのかも。

全然話が違いますが、Netflixの作品タイトルのロゴは、日本版もすごく良いですね。『ジョーカー』のロゴとかも劇場公開時と変わってますが、カッコ良いんですよ。Netflixのサイト上では、バナーだけだと英語を入れている余裕がなくて、日本語だけで成立させないといけないから、ちゃんと作るんでしょうね。

──パンフレットの表紙に、日本語の文字やタイトルが入っていないことも多いですね。
パンフレットを作り始めた最初の頃から入れなかったりしていますね。最近は日本映画でも入れていない場合も。我ながらひどい(笑)。シネコンが主流になって、(売店等で)パンフレットを閲覧できないというデメリットがあるのですが、逆にパンフレットを下さいと言えば出てくるので、日本語で表記する必要はないかも、と。

──人気のあるパンフレットは、完売しますよね。『ミッドサマー』なんて、2月に公開したのに未だに売れ続けていると聞きました。
映画会社によってはインターネット上で売っているし、『パターソン』なんて、このタイミングで増刷しました。最近では、劇場公開時に観ていなくても、DVDやVODで観て、パンフレットが欲しいという人もいますから。公開が終わってからでもニーズはあると思います。

ジム・ジャームッシュ監督『パターソン』パンフレット ©2016 Inkjet Inc. All Rights Reserved.

──学生時代から映画が好きで、大学では映画制作も学ばれたとか。ビジュアル(デザイン)的に影響を受けている監督や作品はありますか?
デザインと映画はずっとかけ離れたものと長らく考えていたところがあって、グラフィカルな映画に対しての警戒心が何故かありました。いつの頃からか自分自身の映画の見方が少し変化したことや、最近の映画のビジュアル面と物語性がより深く結びつくような作品が増えたことなどから、ビジュアル的観点で映画を観られるようになりました。

なので例えばウェス・アンダーソンもスパイク・ジョーンズも今では大好きですが、映画のルックとして正しいありようというか、自分の基準にあるのは、デヴィッド・ゴードン・グリーンが作るような映画にある気がします。

──ご自分が手掛けた作品で、気に入っているポスターやパンフレットはどれでしょうか?
『ミッドサマー』や『アメリカン・アニマルズ』、『デッド・ドント・ダイ』、『サスペリア』などの近作は、ポスターもパンフレットも同様の意気込みで挑ませてもらって、納得のいくものが出来ているので非常にありがたいです。

バート・レイトン監督『アメリカン・アニマルズ』日本版ポスター © AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018

パンフレットのみですと、ドゥニ・ヴィルヌーブの『メッセージ』とか、結構前のものですがデヴィッド・リンチの『インランド・エンパイア』は川勝正幸さんにデザインさせてくださいと懇願した思い出が。後にも先にも自ら手を挙げたのはこの作品ぐらいです。

ポスターで今でも気に入っているのは、タイのチェンマイまでポスター撮影に行った『プール』。同じ絵柄でイラストレーションと写真のバージョンがあります。イラストレーションと写真の合わせ技で今だに一番上手くいった例です。

──他人がデザインしたポスター、パンフレットで好きなものはありますか(日本映画、外国映画問わず)?
ポスターでは、レイモン・サヴィニャックが手掛けた『ラルジャン』など、ロベール・ブレッソン監督の映画ポスターは昔から大好きです。他にはスティーヴン・フランクファートがデザインした『ローズマリーの赤ちゃん』などのポスター、最近ではヨルゴス・ランティモス作品を一手に手掛けるヴァシリス・マルマタキス(Vasilis Marmatakis)のポスターデザインが素晴らしいです。

ヨルゴス・ランティモス監督『ロブスター』カンヌ版ポスター ©2015 Element Pictures, Scarlet Films, Faliro House Productions SA, Haut et Court, Lemming Film, The British Film Institute, Channel Four Television Corporation.

パンフレットで記憶に残るのは、『ゴダールのリア王』のパンフレットは、厚紙に両観音開きとページ数も極端に少ないにもかかわらず、デザインの新しさと当時のゴダールの先鋭性に合致していて、ずいぶん感銘を受けました。もしかしてあれはプレスシートだったのかな…。それから、2004年の『ヴァンダの部屋』と『ペドロ・コスタ監督特集』の合冊版パンフレットも、2冊のパンフレットの束ね方がかっこよかったな。

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大島依提亜(おおしま・いであ)
栃木県生まれ。映画のグラフィックを中心に、展覧会や書籍のデザインを手がける。主な仕事に、映画『万引き家族』『シング・ストリート 未来へのうた』『パターソン』『サスペリア』『ミッドサマー』、展覧会「谷川俊太郎展」「高畑勲展」「ムーミン展」、書籍「おたからサザエさん」「へいわとせんそう/谷川俊太郎、Noritake」「小箱/小川洋子」など。

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『マティアス&マキシム』(原題:Matthias & Maxime)

たった一度の偶然のキス。そして溢れ出す、友達以上の想い。
マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだが──。

監督・脚本/グザヴィエ・ドラン
出演/ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、アンヌ・ドルヴァル

2021年3月12日(金)ブルーレイ発売
【Blu-ray 1枚組】品番:TCBD-1037/5,720円(税込)
2019年/カナダ/カラー/本編120分+映像特典/16:9LBビスタサイズ/片面1層/音声①フランス語リニアPCM5.1chサラウンド②日本リニアPCM2.0ch/日本語字幕
※仕様は変更となる場合があります。

配給/ファントム・フィルム
発売元/販売元/TCエンタテインメント
公式サイト
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