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2020.12.10 17:00

『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』監督が明かすキアヌ・リーブス&アレックス・ウィンターの絆

  • Fan's Voice Staff

『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』のディーン・パリソット監督が、主演キアヌ・リーブス&アレックス・ウィンターの絆を語るコメント、さらに監督の抜擢理由を二人が語るコメントが到着しました。

ビル(アレックス・ウィンター)、テッド(キアヌ・リーブス)

ウィンター曰く、『ビルとテッド』シリーズのメガホンをとる監督には、“独特な作品のトーン”をコントロールする能力が必要とされ、「作品の空気がちょっとでもズレると、ダメになってしまう。だから僕らにとって、そういった鋭い感覚のある監督に引き受けてもらうことが、とても重要だった」

そんな条件に合っていると脚本家やプロデューサーも含め満場一致となったのが、1999年公開の伝説的SFコメディ『ギャラクシー・クエスト』の監督として映画ファンに広く愛されているディーン・パリソット。『ビルとテッド』シリーズには初参戦でしたが、元々パリソット監督のファンであったアレックス・ウィンターとキアヌ・リーブスからの熱烈なラブコールで実現したといいます。

荒唐無稽のコメディの申し子で、作品のトーンを操る天才として40作品以上を手掛けてきたパリソット監督は、今回の『ビルとテッドの時空旅行』が“タイムリーな作品”だと感じたそう。その理由を、「みんなで力を合わせて何かを成し遂げるすばらしさを気づかせてくれるからだ。互いにいがみ合っているんじゃなくてね」と語り、「アレックスとキアヌは本当にお互いのことが大好きなんだ。実生活でもすごく仲がいい。この映画はクレイジーなことが満載だけど、それ以上にクレイジーなのは、2人の絆と愛情がスクリーンにも現れていることだ。親友2人の本質的な部分は何も変わってないが、今回改めて喜びを解き放っているよ。この作品は彼らの心からのファンに向けて贈る映画だ」

ディーン・パリソット監督(左)

そんなパリソット監督を、ウィンターとリーブスは絶賛。ウィンターは「『ビルとテッド』のキャラクターの性格はどれも誇張されているけど、それでもみんな地に足がついている。彼らはみんな人間らしい。僕らはそういう風に作ってきた。僕らも人間としてのキャラクターと向き合ってきたし、脚本家も同じように描いていた。そしてディーンは監督の視点で、それを見事に描いてくれた。彼はこの映画の世界をリアルに感じさせ、それをコントロールできる人だよ」と讃え、リーブスも、「彼は才能があるよ。センスもあるし、先を読む力もある。そして笑いの感覚も心得ていて、大人で、経験豊富で、人間ができている。繊細で芯が強くて知性もある。そういったすべてを兼ね備えているから、監督としても人間としてもすばらしい」と称賛の言葉を送っています。

ディーン・パリソット(監督)
1985年に『Tom Goes to the Bar』でベルリン国際映画祭金熊賞(短編)を受賞。1988年には短編映画『The Appointments of Dennis Jennings』でアカデミー短編映画賞を受賞。『ER緊急救命室』や『名探偵モンク』などのテレビシリーズも手がけている。その他の主な監督作品に『100万回のウィンク』(98年)、『ギャラクシー・クエスト』(99年)、『ディック&ジェーン 復讐は最高! 』(05年)、『REDリターンズ』(13年)がある。

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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(原題:Bill & Ted Face the Music)

「ビルとテッドの音楽が将来、世界を救う」──そう予言されていた伝説のロックバンド”ワイルド・スタリオンズ”。曲作りに励み、待ち続けること30年。人気も年月と共に落ち込み、今や応援してくれるのは家族だけ。そんな2人のもとに未来の使者が伝えにきたメッセージは、残された時間が77分25秒しかないという衝撃の事実。このままでは、時空はゆがみ、世界は消滅してしまう。ビルとテッド、そして彼らの娘たちは「世界を救う音楽」を完成させるため、モーツァルトやルイ・アームストログ、ジミ・ヘンドリックスなど、伝説のミュージシャンたちを集めて歴史上最強のバンドを結成しようと、過去へ未来へ時空を駆け巡る!どうなる地球、どうなるビルとテッド!果たして、この世界を<音楽>で救うことはできるのか?

監督/ディーン・パリソット
脚本/エド・ソロモン&クリス・マシスン
出演/キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター、サマラ・ウィービング、ブリジット・ランディ=ペイン、ウィリアム・サドラー ほか
2020年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/91分/G/字幕翻訳:林完治

日本公開/2020年12月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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