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2020.12.09 13:00

『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』2021年2月26日公開決定!日本版ポスターが解禁

  • Fan's Voice Staff

11歳の少女と小さなホワイトライオンの友情と、家族の再生を通して、南アフリカの社会問題をCGなしで映し出した『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』が、2021年2月26日(金)より日本公開されることが決定!日本版ポスターが解禁されました。

ライオンファーム経営のために家族で南アフリカに移った11歳のミアは、心に病を抱える兄・ミックにかかりきりの母と仕事に追われる父の中で、孤独を感じていました。南アフリカでの生活に馴染めない日々が続く中、クリスマスの日、ファームにホワイトライオンのチャーリーが生まれます。初めは心を閉ざしていたミアでしたが、まとわり付いてくる小さなチャーリーの世話をし、共に成⻑していくうちに、互いに特別な友情で結ばれていきます。

3年の時が過ぎ、ファームにとっても観光客を呼べる重要な存在となったチャーリー。そんなある日、ミアは父親が隠していた驚きの事実を知ります。父親は囲いの中で野生動物をハンティングする「缶詰狩り」の業者に、ファームで育てたライオンを売っていたのです。チャーリーを救うため、ミアはあらゆる危険に立ち向かいながら、ティムババティ野生保護区を目指し、南アフリカを横断しようと試みます──。

監督を務めるのは、映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』(17年)など、多くのドキュメンタリー作品を手掛けるジル・ド・メストル。南アフリカの社会問題である”缶詰狩り”(トロフィー・ハンティングの一部)をテーマにメガホンをとりました。少女とライオンの関係性をリアルに描くため、ヨハネスブルグ近郊で野動物保護区を所有・運営してい動物研究家で保護活動家のケヴィン・リチャードソンが撮影に参加。実際に3年を超える年月をかけて撮影され、少女とライオンの友情はもちろん、南アフリカの大自然が映し出されたCGなしの圧巻の映像が完成しました。

主人公・ミアには、300人以上が参加したオーディションから抜擢されたダニア・デ・ヴィラーズ。⻑い月日をかけて築いた小さなホワイトライオンとの信頼関係を元に、フレッシュかつ体当たりの演技を披露しています。ミアの母親・アリスには、『イングロリアス・バスターズ』(09年)や『グランド・イリュージョン 』(13年)などに出演し、近年では『ガルヴェストン』(18年)などで映画監督としても才能を発揮もしている女優メラニー・ロラン。さらに、ダニアとの相性を見ながら選ばれたホワイトライオンのトールが、ミアの相棒となるチャーリー役を務めています。

缶詰狩り(キャンドハンティング)とは
トロフィー(獲物の角などから作られる狩猟記念品)や娯楽の獲得を目的とした狩猟形態「トロフィー・ハンティング」の中の一つ。人工的に繁殖させた(野生)動物を囲いの中に放って狩猟するため、「フェア・チェイス(fair chase)」の精神と倫理性が欠けるといった観点で、動物愛護団体だけではなく、同じハンターからも批判が集中し、南アフリカにおいて社会問題となっている。

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『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』(英題:Mia and the White Lion)

監督/ジル・ド・メストル
脚本/プルーン・ド・メストル、ウィリアム・デイヴィス
出演/ダニア・デ・ヴィラーズ、メラニー・ロラン、ラングリー・カークウッド ほか
2018年/フランス/98分/原題:Mia et le lion blanc

日本公開/2021年2月26日(金)より ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開!
提供/木下グループ
配給/シネメディア
公式サイト
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