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2020.12.04 18:00

『藁にもすがる獣たち』日本版予告編・ポスター・場面写真が一挙解禁!原作者の絶賛コメントが到着

  • Fan's Voice Staff

日本の犯罪小説を韓国最強のスタッフ&キャスト陣で映画化した『藁にもすがる獣たち』の日本版予告編とポスター、場面写真が一挙解禁!原作者の絶賛コメントも到着しました。

原作は曽根圭介による犯罪小説「藁にもすがる獣たち」(講談社文庫)。金に取り憑かれ、欲望をむき出しにした人々が激しくぶつかり合う様を描いた本作を、マ・ドンソク主演で日本でも好評を博した『犯罪都市』『悪人伝』の製作陣が韓国映画界を代表する豪華キャストにより映画化しました。

予告編は、恋人の借金を抱えた男、過去を清算しようとする女、事業に失敗した男、借金のために体を売る女など訳ありの登場人物たちが、大金を前にそれぞれを陥れようとする様がテンポ良く描かれ、殺人、放火、色仕掛け、強盗などのあらゆる手段を駆使して、徐々に強欲な獣と化していきます。果たして最後に笑うのは誰なのか?

自らの過去を清算しようとする女を『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ映画祭主演女優賞を受賞したチョン・ドヨン、恋人が残した借金に苦しむ男を『アシュラ』『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソン、大金の入ったバッグを拾った男を『スウィンダラーズ』のペ・ソンウが演じるほか、『王宮の夜鬼』のチョン・マンシク、『MASTER/マスター』のチン・ギョン、『コンフィデンシャル/共助』のシン・ヒョンビン、『感染家族』のチョン・ガラム、A24の新作『Minari(原題)』でハリウッドデビューを果たした国民的女優ユン・ヨジョンらが集結しています。

韓国では2月に公開され、大金を巡って二転三転する予測不能の展開が観客を魅了し、興行収入ランキング初登場1位を記録しています。

曽根圭介(原作)コメント
韓国映画、特にノワール作品のファンなので、拙作「藁にもすがる獣たち」の映画化オファーをいただいたときは天にも昇る心地でした。以来、完成を楽しみにしていましたが、一方で、過度の期待は禁物だと自分を戒めてもいました。なぜなら、拙作には小説ならではの仕掛けがあるため、実写化するにあたって大幅に改変されてしまうだろうと覚悟していたからです。しかし、脚本も手がけられたキム・ヨンフン監督は、その問題を巧みな手法で解決し、原作の構成を生かしつつ、本作をすばらしい娯楽作品に仕立てあげました。お見事です。恐れ入りました。
そして豪華なキャスト。いずれもキャラの立った名演・怪演で、私の脳内にあった作中人物のイメージは、もはやことごとく彼らの顔に切り替わっています。
実をいうと、私は今、本作を手本にして原作を書き直したいと、半ば本気で思っています。

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『藁にもすがる獣たち』(英題:Beasts Clawing at Straws)

失踪した恋人が残した多額の借金を抱えて金融業者からの取り立てに追われるテヨン、暗い過去を精算して新たな人生を歩もうとするヨンヒ、事業に失敗してアルバイトで必死に生計を立てているジュンマン、借金のために家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンが勤め先のロッカーの中に忘れ物のバッグを発見する。その中には10億ウォンもの大金が入っていた。地獄から抜け出すために藁にもすがりたい、欲望に駆られた獣たちの運命は──。果たして最後に笑うのは誰だ?

出演/チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、チョン・マンシク、チン・ギョン、シン・ヒョンビン、チョン・ガラム、ユン・ヨジョン
原作/曽根圭介「藁にもすがる獣たち」(講談社文庫)
監督・脚本/キム・ヨンフン
製作/チャン・ウォンソク
撮影/キム・テソン
編集/ハン・ミヨン
音楽/カン・ネネ
2020年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/109分/韓国語/G/日本語字幕:福留友子/原題:지푸라기라도 잡고 싶은 짐승들

日本公開/2021年2月19日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
配給/クロックワークス
公式サイト
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