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2020.11.26 17:00

『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』日本版予告編&新場面写真7点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

“土星出身の宇宙音楽王”のサン・ラー脚本、音楽、主演による映画『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』の日本版予告編と新場面写真7点が解禁されました。

予告編では、1969年6月頃、ヨーロッパで消息を絶った大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーの乗る宇宙船が、大宇宙航行の末、地球に帰還すべく大気圏内に突入し空から降りてくる様子を捉えています。宇宙船内では、サン・ラーが宇宙船の推進力でもある音楽のソウル・パワーで忙しく操縦している姿も確認できます。地上では、宇宙船を一目見ようと多くの人々、TVカメラ、レポーターが待ち受け、騒然とした様子。そして、宇宙船の二つの目玉のような部位からレーザー光線のようなものを発しながら現れた、超宇宙的物体を目撃した人々は、その神秘的もしくは独創的光景に唖然とします。そして予告編では、インターギャラクティック・ミス・サイエンス・ソーラー・アーケストラ(銀河間神話科学太陽系アーケストラ)のジューン・タイソンによる美しい歌声で、”宇宙時代を生きている”という言葉が響きわたっています。

『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』は、1960年代後半から70年代初頭にかけて、カリフォルニア大学バークレー校で「宇宙の黒人」という講義を行っていた”土星人”サン・ラーが、サンフランシスコでアヴァンギャルド・アートを展開していた<DILEXI>のプロデューサー、ジム・ニューマンの目に留まり実現。サン・ラーの音楽を地球を超えた新しい未来へ人々を導く原動力とし、宇宙探査とその音楽を通して黒人文化の救済を描きます。内容の一部は「宇宙の黒人」がベースになっています。

この度上映されるのは、唯一残されていた35mmプリントからスキャンした、オリジナルの画面サイズであるスタンダードサイズ(1:1.33)で作られた史上初のデジタル素材。オリジナルのフィルムの状態を最大限再現するため、一切レストアはされていません。海外では過去に約64分の「サン・ラー編集版」と呼ばれるバージョンがVHSで出回っていましたが、本上映はオリジナルの81分のバージョンとなります。

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『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』(原題:Space Is the Place)

1969年頃に地球から姿を消していた大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは音楽を燃料に大宇宙を航行するなか、遂に地球と異なる理想の惑星を発見した。さっそく地球に戻り、ジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動で米国にいる黒人のブラザーたちの移送計画を立てるが、その技術を盗もうとアメリカ航空宇宙局(NASA)の魔の手が迫る……。

監督/ジョン・コニー
脚本/ジョシュア・スミス、サン・ラー
製作/ジム・ニューマン
音楽/サン・ラー
音/ロバート・グレイヴノア、デヴィッド・マクミラン、アーサー・ロチェスター、ケン・ヘラー
出演/サン・ラー、レイ・ジョンソン、クリストファー・ブルックス、バーバラ・デロニー、
エリカ・レダー、ジョン・ベイリー、クラレンス・ブリュワー
1974年/アメリカ映画/81分/スタンダードサイズ/モノラル/北アメリカ恒星系プロダクション作品

日本公開/2021年1月29日(金)より、アップリンク吉祥寺・新宿シネマカリテほか順次公開
提供/キングレコード
配給/ビーズインターナショナル
公式サイト
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