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2020.10.01 17:00

『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』新場面写真3点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したA24とプランBによる最新作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の主人公のジミーと親友・モントを捉えた新場面写真3点が解禁されました。

生まれ育った街・サンフランシスコが急速に変化していく中で、かつて家族と住んだ家を取り戻そうと奔走するジミー(ジミー・フェイルズ)と、彼を支えるモントとの関係性が印象的に描かれる本作。街の片隅に追いやられている彼らは、同世代のグループにも馴染めませんが、お互いの存在を心の拠り所にし、絆を深めています。

唯一無二の関係性を表現するべく、撮影中は役作りのために同居生活を行ったという2人。実名で主人公を演じたジミー・フェイルズは、「一緒に暮らしたことで彼がどのように役作りをしているか、役者として何を考えているかを聞くことができたのは大きいよ。作品にどれだけ身を投じているのか、朝食に何を食べて、どんなルーティンを行っているかを知ることもできた。2人の距離も縮まったしね。一緒にサンフランシスコを探索することで新しい発見もあったよ」と当時を振り返っています。

劇中ではスケートボードを2人乗りして颯爽と移動するシーンも印象的。フェイルズ自身は15歳の頃にスケートボードを始めたといいます。「サンフランシスコにはスケートボード文化が根付いているから、ここで育った人は、一度はハマっているはず」と語ったものの、2人乗りに関してはさすがに経験がなかったようで、「(2人乗りは)大変だったよ。特に、並んで蹴るのに特に苦労した」と語っています。一方、モント役のジョナサン・メジャースはスケートボードの経験はありませんでしたが、運動神経がよく体も鍛えており、マスターするまでそれほど時間は要しなかったそうです。

 

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『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(原題:The Last Black Man in San Francisco)

変わりゆく街・サンフランシスコで、変わらない大切なもの。
家族の記憶が宿る家とたった一人の友。それだけで人生はそう悪くない──。
サンフランシスコで生まれ育ったジミー(ジミー・フェイルズ)は、祖父が建て、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モント(ジョナサン・メジャース)は、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。多くの財産をもたなくても、かけがえのない友がいて、心の中には小さいけれど守りたい大切なものをもっている。それだけで、人生はそう悪くないはずだ──。そんなジミーの生き方が、今の時代を生きる私たちに温かい抱擁のような余韻を残す、忘れがたい物語。

監督・脚本/ジョー・タルボット 
共同脚本/ロブ・リチャート
原案/ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽/エミール・モセリ 
出演/ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12/字幕翻訳:稲田嵯裕里 

日本公開/2020年10月9日(金)より、新宿シネマカリテ、シネクイント他全国ロードショー
提供/ファントム・フィルム、TCエンタテインメント 
配給/ファントム・フィルム 
公式サイト
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