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2020.09.09 8:00

『マティアス&マキシム』菅田将暉が最果タヒの詩を朗読する特別映像が解禁!

  • Fan's Voice Staff

グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』に寄せた詩人・最果タヒの詩を、菅田将暉が朗読する特別映像が解禁されました。

偶然のキスをきっかけに恋に落ちるマティアスとマキシムそれぞれの視点から紡がれた映像で菅田が朗読しているのは、瑞々しくもリアルな作品で若者からの絶大な支持を得る最果タヒが書き下ろした新作。触れてみたいけど近付けない、苦しみの中にも歓びがある愛の詩が、よりドラマティックに感じられる映像となっています。

『傷痕』 作:最果タヒ
―映画「マティアス&マキシム」に寄せてー

すこしでも触れられたら裂けてしまいそうな傷口が、
ぼくそのものだと気づいている?
きみの前で、ぼくは、
触れられたくてたまらなくなる。
痛みが美しいだなんて言わない、
ぼくはただ、きみを求めていた。
血や、叫びが、ぼくから流れ出して、
ぼくはそれでも、きみの掌に包まれたかった。
傷口が、ひどくさみしい。
誰よりもぼくを深く傷つけるひと、
きみの手はあたたかいと、ぼくは早くきみに言いたい。

「最近観て、これはすごいなと思ったのがグザヴィエ・ドラン。こんな感性の人がいるんだなって。10代で監督デビューして、自分で衣装も編集もやるし、主演の時もありますよね。衝撃でした」と以前雑誌のインタビューで語った菅田。本作については次のようにコメントを寄せています。

菅田将暉 『マティアス&マキシム』へのコメント
傷みに耐えられる心など
ある筈もなく
果てしなく痛々しい
でもその姿が最高に美しい
人間には愛がある
そう教えられた気がします

==

『マティアス&マキシム』(原題:Matthias & Maxime)

たった一度の偶然のキス。そして溢れ出す、友達以上の想い。
マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだが──。

監督・脚本/グザヴィエ・ドラン
出演/ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、アンヌ・ドルヴァル
2019年/カナダ/120分/ビスタ/5.1ch

日本公開/2020年9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
提供・配給/ファントム・フィルム
公式サイト
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