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2020.08.28 17:00

『キーパー ある兵士の奇跡』伝説のGKトラウトマンの半生に迫る新場面写真4点が解禁!

  • Fan's Voice Staff

伝説のゴールキーパー、バート・トラウトマンの壮絶な半生を描いた映画『キーパー ある兵士の奇跡』の新場面写真4点が解禁されました。

バート・トラウトマンを演じるデヴィッド・クロス

サッカーファンの間では伝説として知られているバート・トラウトマン。「マンチェスターシティのGKとして活躍したレジェンド」「シティ史上最高のGK」「1956年のFAカップで首を骨折しながらラストまでプレーをし優勝メダルをかけた化け物」と呼ばれた彼は、敵国出身の元ドイツ兵士という逆境のなかから、いかにして英国でヒーローに上り詰めたのか。

1923年、ドイツで生まれたトラウトマンは、ナチスが台頭する時代に幼少期を過ごしました。10歳から18歳の少年少女が加入させられた「ヒトラーユーゲント」に、10歳の誕生日を機に入隊し、1940年には軍の入隊を希望。空挺兵に配属され、その後の第二次世界大戦では東部戦線での活躍で、第一級鉄十字勲章を含む5つの勲章を授与されます。ところが戦争が進むに従い、ヒトラーや戦争に対して懐疑的な思いを抱くようになったトラウトマン。クレーヴェで連合国軍の捕虜となり、22歳でイギリスにある捕虜収容所に入れられ、終戦を迎えました。

そして収容所内でプレーしていたトラウトマンに目をつけスカウトしたのが、地元のクラブ(セントへレンズ・タウンAC)を率いるジャック。並外れたその才能は地元でも評判となり、1949年、世界的名門クラブ「マンC」ことマンチェスター・シティFCのマネージャー、ジョック・トンプソンが試合を見に来て、トラウトマンをチームに入れることを決意します。

ところが、待望の初試合では、マンチェスターにある大規模なユダヤ人コミュニティからのブーイングの嵐、さらには試合の負けをも責められ絶望的な状況に。それでも彼の試合出場を擁護したラビに救われたトラウトマンは、ユダヤ人コミュニティに、独裁政権下で育つことの悲劇を丁寧に説明し、その誠実な態度が、マンチェスターの人々の心を動かし、次第に受け入れられるようになります。そこからイギリスを代表するサッカー選手として活躍し、まさに、レジェンドの道へと歩んでいくのでした。 

解禁された場面写真では、トラウトマン(デヴィッド・クロス)が収容所内でサッカーをしている姿や、地元のクラブのジャック(ジョン・ヘンショウ)とともに車で試合会場へと向かっているところ、マンC マネージャーのジョック・トンプソン(ゲイリー・ルイス)との親しげな様子や、ロッカールームで腰掛けている姿が切り取られています。

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『キーパー ある兵士の奇跡』(英題:The Keeper)

1945年、ナチスの兵士だったトラウトマンはイギリスの捕虜となる。収容所でサッカーをしていた時、地元チームの監督の目に留まり、ゴールキーパーとしてスカウトされ、名門クラブ「マンチェスター・シティFC」に入団。ユダヤ人が多く住む街で、想像を絶する誹謗中傷を浴びながらも、トラウトマンはゴールを守り抜いた。やがて彼の活躍によって、世界で最も歴史ある大会でチームを優勝へ導き、トラウトマンは国民的英雄となる。だが、彼は誰にも打ち明けられない〈秘密の過去〉を抱えていた。そしてその秘密が、思わぬ運命を引き寄せてしまう──。

監督/マルクス・H・ローゼンミュラー 
出演/デヴィッド・クロス、フレイア・メーバー、ジョン・ヘンショウ、デイヴ・ジョーンズ
2018年/イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/119分/スコープ/カラー/5.1ch/日本語字幕:牧野琴子

日本公開/2020年10月23日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給/松竹
公式サイト
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