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2020.08.07 5:00

黒沢清監督『スパイの妻』90秒予告編&ポスタービジュアルが解禁

  • Fan's Voice Staff

第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された黒沢清監督『スパイの妻』のポスタービジュアルと90秒予告編が解禁されました。

1940年、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は、赴いた満州で、恐ろしい国家機密を偶然知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとします。妻・聡子(蒼井優)の知らぬところで、別の顔を持ち始めた夫でしたが、やがて自らもその機密を追うことに。そこに現れる女の死体。憲兵・泰治(東出昌大)が、二人の動向に疑いの目を向けはじめます。正義、欺瞞、裏切り、信頼、嫉妬、幸福が入り混じり、物語は疑心暗鬼に渦巻いていきます。そしてついにスパイ疑惑で連行される優作。「誰が通報した?」の優作の問いに、「あなたもよくご存じの方だ」とゆっくりと答える泰治。果たして夫婦は愛を貫けるのか、それとも……。

日本映画界の第一線で活躍する役者陣の鬼気迫る演技に目を見張り、一筋縄でいかない物語に手に汗握るミステリーエンタテインメントに期待が高まる予告編となっています。

脚本を手掛けたのは、黒沢監督と濱口竜介、野原位の3人。「ペトロールズ」のリードボーカル&ギターであり、浮雲名義で「東京事変」のギタリストとしても活動している長岡亮介が映画音楽を初めて手掛け、映画世界の奥行きをさらに広げています。

主演は数々の受賞歴を誇る、実力派女優・蒼井優。儚げでいて芯の強さを持ち、夫を愛し抜く聡子を圧倒的な存在感で演じています。『ロマンスドール』に続いて蒼井と夫婦を演じるのは、高橋一生。正義の遂行のために手段を選ばぬ純粋な優作を、魅力的に体現しました。

『スパイの妻』は、9月2日(水)に開幕する第77回ベネチア国際映画祭で、日本作品で唯一コンペティション部門に選出されています。

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『スパイの妻』(英題:Wife of a Spy)

1940年、神戸で貿易商を営む優作は、赴いた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく……。

出演/蒼井優、高橋一生、坂東龍汰、恒松祐里、みのすけ、玄理、東出昌大、笹野高史
監督/黒沢清
脚本/濱口竜介、野原位、黒沢清
音楽/長岡亮介
撮影/佐々木達之介
エグゼクティブプロデューサー/篠原圭、土橋圭介、澤田隆司、岡本英之、高田聡、久保田修
プロデューサー/山本晃久
アソシエイトプロデューサー/京田光広、山口永
制作著作/NHK、NHKエンタープライズ、Incline、C&Iエンタテインメント
制作プロダクション/C&Iエンタテインメント 
2020/日本/115分/1:1.85

日本公開/2020年10月16日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー!
配給/ビターズ・エンド
配給協力/『スパイの妻』プロモーションパートナーズ
公式サイト
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