『ハニーボーイ』ルーカス・ヘッジズが出演を決めた理由とは?新写真3点も解禁!
- Fan's Voice Staff
シャイア・ラブーフの脚本家デビュー作『ハニーボーイ』で、主人公オーティスの10年後を演じたルーカス・ヘッジズの新写真3点が解禁!「出演作にハズレ無し」と言われる若手実力派が、本作の出演に至った経緯と役作りの過程に迫ります。
人気子役としてハリウッドスターの仲間入りを果たしながらも、その後アルコール依存に陥り更生施設に入ることになった主人公のオーティス。ルーカス・ヘッジズが演じるのは、そこで苦悩の元凶が父親である事に気づき、もがきながらも向き合おうとする青年期のオーティスです(幼少期を演じるのはノア・ジュプ)。
ヘッジズといえば、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その後も、『スリー・ビルボード』、『レディ・バード』、『ある少年の告白』等、作家性の高い話題作に出演し続け、監督やクリエイターからラブコールが止まらない人気の実力派。現在公開中の『WAVES/ウェイブス』では傷を抱えた少女に優しく寄りそう恋人役を好演、9月4日公開『mid90s ミッドナインティーズ』では、主人公の兄イアンを演じています。
『ハニーボーイ』の出演についてヘッジズは、シャイア・ラブーフが出演するということですぐに関心を持ったといいます。「彼は非常に重要な俳優で、僕は大いに影響を受けている」と回想。ラブーフが自身の経験をもとに脚本を書き上げた本作では、ラブーフの外面と内面を捉えるために本人と接しながら、また彼の出演映画を観察して研究し、それで得たものから不要だと思えることは全て排除したといいます。「役柄を豊かにすると思えるものをどれくらい取り込むかとか、どこで自分の本能に従うかといったことを、慎重に考えなければならなかった。僕が演じるオーティスは、自分の父親が普通の父親らしくなってくれることを望む反面、そんな父親にさえ認められたい、愛を受けたいと思っている」とコメント。
監督のアルマ・ハレルについては「初めて会ったとき、神秘的なつながりを感じた。そのとき彼女と、仕事を通して自分自身をよく知ることについて話した。僕は、絶対にこの映画に出演したいと思ったよ」と振り返ります。「アルマ・ハレルは、ドキュメンタリー映画の制作を通して、どんな風に撮影すればありのままを捉えることができるかという感覚を研ぎ澄ましてきた。彼女は、良い演技を作り出すことよりも、心理状態や、その瞬間瞬間に興味がある。彼女の作品は全て、現実と超現実の間、現実と空想の間の境界線が曖昧になっているようだ。その両方の世界の最高の部分を引き出せる」と、監督の演出手腕を絶賛しています。
監督も、ルーカスの演技だけでなく作品選びや作品考察について感心しきりだったといい、「脚本家か監督かは分からないけどいつか、必ず作り手側になると思う」と、ヘッジズのさらなる活躍を予感させるコメントを寄せました。
新場面写真では、更生施設に入ったオーティスがプールサイドでやる気のない態度を見せている様子や、自分自身と対峙し苦悩するシーンが切り取られており、また監督と意見を交わすメイキング写真も到着しています。
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『ハニーボーイ』(原題:Honey Boy)
ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスは、いつも突然感情を爆発させる前科者で無職の“ステージパパ”ジェームズに振り回される日々を送っていた。そんなオーティスを心配してくれる保護観察員、安らぎを与えてくれる隣人の少女、共演する俳優たちとの交流の中で成長していくオーティスは、新たな世界へと踏み出すのだが──。
監督/アルマ・ハレル
出演/ノア・ジュプ、ルーカス・ヘッジズ、シャイア・ラブーフ
脚本/シャイア・ラブーフ
2019年/アメリカ/95分/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:栗原とみ子/PG12
日本公開/2020年8月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給/ギャガ
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